シャーロック・ホームズ

量産される TV ドラマ

2年置きに新作が公開されてきた『SHERLOCK』。シリーズ4の「最後の事件」が放映された時は、まだまだ続編が作られるものと信じて疑わなかった。世界で大人気のドラマなんだから、最終回っぽかったエンディングにも関わらず、当然続編があると思っていた(ホームズの原作でも「最後の事件」以降も作品が続いている)。

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[読書メモ]『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』

【1】創元推理文庫

p67
スコット・エクルズは “二重姓”(英国ではいちおうの格式ある家系によく見られる)であり、そういう意味では、「・」ではなく、スコット – エクルズと「 – 」でつなぐべきかもしれない。

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[ホームズ学] ディアストーカー

シャーロック・ホームズのトレードマークとして外せないのが、ディアストーカー(鹿討ち帽)だ。あの、前後に庇(ひさし)がある帽子ね。

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[読書メモ]『恐怖の谷』(創元推理文庫、河出書房新社)

(1)創元推理文庫

pp18-19
いわゆる “幽霊の正体見たり、うんぬん” の一例じゃないかな__実体はなにもない。すべては心のやましさのなせるわざ。自分の行為を裏切りだと自覚しているから、相手の目のなかに、非難の色を読みとってしまうというわけだ[。]

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[読書メモ]『シャーロック・ホームズの復活』

pp19-20
これだけのことを、モリアーティー教授が崖から落ちて、<ライヘンバッハの滝>の滝壺に没するまでのほんの一瞬の間に考えちまっただから、われながら、頭というのはずいぶんとすばしこく働くものだと思うよ。

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[読書メモ]『詳注版シャーロック・ホームズ全集2』

p4
編著者ベアリング-グルード、あるいは引用されている諸家の意見に、訳者自身が疑いを抱いたり、異議を唱えたくなったケースは多いが、訳者による変更や補足や削除はない。読者各位が本書の記述や意見や解釈に、異議を唱えたり補足したりすることも、本書を読む楽しみの重要な部分を占めるであろうから、その楽しみを奪うことは許されまいと思ったからである。

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[読書メモ]『詳注版シャーロック・ホームズ全集5』

p14
ホームズがモルヒネもやっていたことを暗示する、聖典中唯一の例。

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[読書メモ]『詳注版シャーロック・ホームズ全集1』

p8
厖大な量の情報を正しく選択しているが、だからといって自分の説に都合のいいことだけを書きつらねるといったアンフェアなことはやっていない。公平に諸説を紹介した上で、自分の意見を出して、読者に判断を委ねるという、すぐれた学者と同じ謙虚で良心的な姿勢を崩さない。

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[読書メモ]『ホームズとワトスン―友情の研究』

p56
バーツの愛称で知られる聖バーソロミュウ病院は、世界最古の病院の一つである。

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[イギリス] 山の美しさ

先日の自分が開催した読書会で、イギリスの風景の話になった。『バスカヴィル家の犬』の舞台のような “のっぺり” とした風景がミステリーの雰囲気作りになっているという意見があった。

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[読書メモ]『バスカヴィル家の犬』(創元推理文庫)

p53
世のなかってのはね、わかりきってることだらけなのさ__だれひとりそれについて、多少なりとまともに考えてみたことがないというだけのことでね。

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[読書メモ]『シャーロック・ホームズの思い出』(河出書房新社)

pp6-7
パジットはドイルに最も気に入られたイラストレイターであって、「彼のホームズの絵に沿って物語を書こう」とまでドイルに言わせた画家であった。当時は写真印刷がまだなかったので、日本の浮世絵と同じく、彫り師が線に彫りあげたものが印刷されている。

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[読書メモ]『回想のシャーロック・ホームズ』

p10
じつをいうとね、これは新たな証拠をつかむことよりも、むしろ、すでに知られている事実をいかに取捨し、選択してゆくか、その点にこそ推理という技術を生かすべきだという、そういう事件なんだ。

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[読書メモ]『四つのサイン』

p19
ぼくは、ただ、可能性を秤にかけて言ってみたまでだ。

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[読書メモ]『四人の署名』(創元推理文庫)

p11
ただ純粋にその仕事そのもの、ぼくの独特の能力を発揮できる舞台を見いだす喜び、それだけがぼくにとってこのうえない報酬なんだから。

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[読書メモ]『シャーロック・ホームズの履歴書』

p9
世界で最も広く読まれている書物は、と聞かれれば、誰でも「聖書」と答えるに違いない。そしてその次は、と聞かれて「ホームズ物語」と答える人がいたら、その人はシャーロッキアン__ホームズ物語のファン、ないしは研究家__の資格十分である。

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ホームズ本を買いに岐阜まで行ってきた

経験上、シャーロック・ホームズ関係の書籍はすぐに絶版になってしまうことが多い。ほしいなと思ったら、見かけたタイミングですぐに買っておくといい。

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パイプに挑戦してみた2

先週パイプスモーキングに挑戦したことについて書いた。

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[ホームズ学] パイプに挑戦してみた

最も避けるべきものは何か。それは現状維持である。現状維持は衰退、退廃に等しいが、現実は個人も組織も国家も、現状維持から抜け出せる人はなかなかいない。「今までのやり方でなんとかまわっているからいいや〜」としてしまう。

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[ホームズ学]「コティングリー妖精事件と神智学者ガードナー」

シャーロック・ホームズ研究の一つとして、作者のアーサー・コナン・ドイルについて知っておきたい。

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[読書メモ]『緋色の研究』

p14
ぼくとしては、だれかと共同生活をするんだったら、相手は勉強家で、物静かな人物が望ましい。

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[イギリス旅行] シャーロック・ホームズ・グッズの購入

今回イギリス旅行に行くことになって、私の中でミッションは決まっていた。一つは前回のエントリーで書いた、シャーロック・ホームズのレストランに行くこと。そしてもう一つは、ホームズ関連グッズを買うことであった。それ以外の観光やらはオマケだった。

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[イギリス旅行][レストラン] The Sherlock Holmes

私はシャーロッキアン(シャーロック・ホームズのファン)である。ドラマ『シャーロック』を観て好きになった、というような最近のファンじゃない。中学生のころからの好きなので、ファン歴 20 年ほどだ。

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[Mac] 踊る人形フォント

シャーロック・ホームズの「踊る人形」事件に出てくる人の形をした暗号がフォントとして配布されている。

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グラナダ版ホームズの鑑賞コンプリート

気管支炎になってここ1週間ぐらいダウンしている。ぼんやりゴロゴロするのは好きじゃないので、デジタルコンテンツを一生懸命消費している。その一つが、グラナダ版ホームズのブルーレイの鑑賞である。

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[海外ドラマ] Sherlock S4E3 “The Final Problem”

Sherlock シリーズ4の最終話(といっても3話しかないけど)を観た。

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Sherlock S04E01 鑑賞! そして、その視聴方法

BBC のドラマ “Sherlock” のシーズン4がイギリスで放映された。第1話の放送は1月1日でタイトルは “The Six Thatchers” だ。元旦から放送していることだし、やはり BBC の目玉番組なんだろう。

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