以前、自炊した本を再び製本することについて書いた。

自炊した本を再び製本する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/05/15/making-a-book-from-pdf/

先日自炊した本の再製本を再びやってみた。最近、中古でしか手に入らない本をメルカリで入手し、古い本でかなり汚いので、再製本して綺麗な本として蘇らせたかったからだ。

まずは一旦 BOOKSCAN で自炊代行をしてもらう。

参考:
自炊代行サービス BOOKSCAN の裏技 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/01/14/hacking-bookscan/

再製本を目的として BOOKSCAN に本を送る際にすることは、あらかじめブックカバーを手元に残しておくこと。BOOKSCAN はブックカバーのスキャンをしてくれないので、自分でスキャンして、のちの製本で使う。

ということで、該当の本を BOOKSCAN に送り、プレミアムライト会員になってスキャンしてもらった。BOOKSCAN に本が届いて次の日には納品された。以前よりずいぶん早かった。今回だけ偶然かもしれないが。

そして、出来上がった PDF を元に書籍データを作る。もう InDesign にも慣れてきたので、今回は結構スムーズに作業ができたとおもう。

出来上がったデータを製本直送にアップし、注文。今回は4日ほどで届いた。速い。

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できた本も我ながらクオリティーが高かった。元の本はページが黄ばんでいたけど、モノクロで製本するとその色も落ちる。新品同様の状態になる。これで気持ちよく本が読めるようになった。

なんなら、PDF を起点とせずに、ePub のような電子書籍フォーマットを起点としても書籍化はできる。データさえあれば(そして DTP スキルもあれば)、どんな本も再製本できるのだ。本のサイズを変えたりもできる。何でもできる。

これは、気軽に書籍を自炊できるということだ。オリジナルの書籍のハードカバーのデザインでなければダメという人以外、スペースの制限等で自炊してしまった本を、「やっぱり紙の本を持っておこうかな」とおもったときに、また自由に紙の本にできる。