現状をベースに判断しない

先日母子健康手帳を保健センターにもらいに行ったら、まだ少し先だけど保育園の話があった。

私自身は保育園に行っていないので、保育園に行く必要があるのかなとも思ったりする。私は我が子にエリート教育を受けさせたいので、私がしっかり教育をサポートしたいし、それはべつに学校等の機関ではなく私が教えてもいい。

私自身学校が好きじゃなかったので、嫌なら学校なんて行かなくていいし、知恵さえ付ければ学校に行かなくてもなんとでもなるのだ。

さて、私がワイフに「保育園なんて別に行かなくていいじゃないかな」と行ったら、ワイフは行かせるべきだと言う。でもよく聴くと、特にちゃんとした根拠があるわけではないようだ。

私自身が保育園に行かなかったから、自分の子供も行かなくていいと考えるのも、逆になんとなくの印象で行かせた方がいいかなと思うのも、どちらも間違いである。一瞬そうしそうになったので、ダメダメと自分に言い聞かせて、きちんと判断できるようになるまで勉強してから決めようと思った。

子育てでありがちなのが、迷ったときに「経験者」の親や周りの人に聞くことだ。でも、これは十分すぎるぐらい注意しなければならない。

所詮自分の周りにいる人は素人である。誤った考えで凝り固まっている可能性が高い。その人が自分の「経験」でうまくいっていたとしても汎用性はない。親なんて前時代の思考で止まっている。子育てだけではなく、恋愛で友達に相談したり、仕事で先輩に相談したりするのは、多くの人がやりがちだけど、正しくはカウンセラーや医師等の専門家や、抽象度の高い思考のできる組織のトップレベルの人に相談するべきなのだ。

でも実際は身近な人に相談しちゃうんだよなあ。結局周りの人は自分の延長でしかない。現状ベースなのだ。親もそうだし友達や同僚もそう。現状維持から脱せないし、問題も解決しない。雑魚同士で話をしても何も生まれない。

また、同類の人に相談するかぎり、気がつかないうちに「自分には問題を解決する能力がない」という自己暗示をしていることになる。専門家やトップレベルに相談すればそういうことは起きにくい。

ではどうすればいいか。もっとも低コストで問題解決のヒントを得るには、読書が一番だ。育児なんていくらでも本がある。数冊読むだけでは偏見や偏った知識、狭い経験から抜け出せないかもしれないけど、数十冊単位で読めば周りの人に聞いていたのとは別次元の知恵を得ることができる。

最近の人がやりがちなのが安易にググってしまうこと。検索に出てきたことを無条件に信じてしまう。これは危険なことだ。ネットで適切な情報が調べられるのは、訓練を受けた本当の上級者のスキルなのだ。最近ワイフがつわりで体調が悪いとき「ネットで調べて」と言われたけど、私は断固としてネットで調べず、買ってきた本で調べるようにした。

知識があれば初めての出産・育児の不安は解消できる。本を読んで勉強しよう。

関連するかもしれない記事:

[TV ドラマ] Mission Impossible S01E05

前回の後編。

バレるかバレないかのハラハラが面白かった。

続きを読む

[読書メモ][Kindle]『身の下相談にお答えします』

Location 189-189
私は寂しがり屋なのです。

続きを読む

[読書メモ]『工学的ストーリー創作入門』

p10
僕は「即興で書かず、まずアウトラインを作れ」と決めつけてはいない。ただ、構成の原則を知ればアウトラインの有効性に気づくだろう。物語の大筋を決めておけば、後で何度も原稿を書き直さなくて済む。

続きを読む