[3D プリンター] Entina Tina 2S の故障(解決した)
- 3 d プリンター
- 2025/01/20 Mon 04:31
3D プリンターの Entina Tina 2S を買ったことを書いた。
[3D プリンター] Entina Tina 2S
https://dokusho.nary.cc/post/2025/2025-01-13b_entina-tina-2s/
使用開始後半月して、すでに故障した。
印刷を始めてしばらくすると、ブーンと大きな音がして止まってしまうのだ。
電源を切って再び電源を入れ、また印刷を開始すると最初からブーンと音がして進まない。
見た感じだとパーツが壊れている様子もない。
サポートに問い合わせることにした。Amazon のレビューでもサポートの対応がいいと書かれていしたことだし。
最初プリンターに同梱されていた説明書に書かれたメールアドレスに問い合わせても、メールが不着で戻ってきた。このあたりはいい加減だ。
説明書を見るとアプリ内で問い合わせのチャットができるらしい。よく分からない中華製アプリは使いたくなかったが仕方がない。「Ploprint Cloud」というアプリをインストールし、「Me>Message>Custermer Service」でチャットに行ける。とりあえず日本語で問い合わせをした。
結構すぐに返信があった。なお返信はプッシュ通知がないので自分でアプリをチェックしに行く必要がある。土日でも対応してもらえた。
サポートは日本語で返信があった。少し変だが、それなりにちゃんとしている日本語だった。
サポートに問題を示す動画を添付し、さらにプリンターの画面に何と表示されているか聞かれた。チャットにはファイルを添付する機能があるので、動画を撮影して添付した。プリンターの画面には以下のように表示されていた。
X Homing Failed:
PRINTER HALSTED
Please Restart
返信が来るまでにもう一度 3D プリンターをいじってみた。
まず画面に表示された X Homing Failed とは何だろう。ひょっとして X 軸が元の位置に戻れないという意味だろうか。
プリンター内部の可動部分を無理やり動かしてみると、台座の板に強くヘッドが押し付けられており、板に穴があいていた。
この段階でもう一度印刷してみると、まったく動かなくなっていた可動部分が動いて印刷を始めた・・・と思いきや、またブーンと音が鳴って止まってしまう。まったく可動部分が持ち上がらないようだ。
そこで X 軸用のケーブル(X と書かれている)を抜き差ししてみたが、これでも印刷ができずブーンと鳴る。
改めてその様子をサポートに動画で送った。
するとサポートから返信があり、エンドストップのテストをするように言われた。おそらくエンドストップとは可動部分が端で止まる仕組みらしい。プリンターにはエンドストップをテストする機能があり、テストで問題があればそのセンサーが壊れていることを意味するそうだ。
プリンターの画面で「Prepare>Endstops」に行くと、X、Y、Z、Z-Probe という項目が表示され、それぞれ On や Off と書かれている。エンドストップのテストでは可動部分を端までぐいっと手で動かしそれが On になることを確認する。たしかに端に動かすと Off だったものが On に変わる。Z-Probe というのはオレンジ色のセンサーのことであり、ここには金属(ドライバーの先端など)を当てることでテストできる。X、Y、Z、Z-Probe のすべてが問題なく動いているようだった。
するとこのあと印刷をしてみるとなぜか直っている。普通に印刷できるようになった。
エンドストップのテスト中、ややセンサーの反応が鈍いものがあった。ひょっとしてテストの過程でその反応が改善されたのかもしれない。
サポートには直ったことを伝えた。
一時は返品しようか、別の 3D プリンターを買い直そうか、あるいは 3D プリンターなんてやめてしまおうか、などとあれこれ考えて憂鬱になっていたが、とりあえず解決してよかった。
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