[映画]『正欲』(7回目)
7回目の鑑賞。もう観れないとおもっていたら、年末年始にまだ上映が続いていたので行けた。僕の場合、年末年始は家族が実家に泊まりに行くので自由な時間に映画館に行ける。
元旦に行ってきた。正月から映画に来ている人は意外と多かった。
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稲垣君を普通側の人にしたのは正解。もし普通じゃない側にしていたら、「稲垣君だから OK 」となっていた。その点、『さかなのこ』の主人子は「のんちゃんだから OK 」になっていた。変な人じゃなくて、面白い人でありみんなを喜ばすピエロだ。
参考:
[映画]『さかなのこ』 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-12-28c_film-review-sakananoko/
「分かる分かる」と2回繰り返すのは本音で言ってない証拠。
「(息子の)顔が引き締まったとおもわない?」と言う奥さん。顔パックをしながら言っているのはギャグだよね。
稲垣君が帰宅時に玄関でスーツを掛けてる。家の中に汚れた服を持ち込んでない。わざわざそのシーンを入れることは稲垣君が潔癖症であるというギャグになっている。同様に『窓辺にて』でもわざわざ執拗に帰宅時の手洗いシーンを入れているのはギャグだからだよ。
[映画]『窓辺にて』 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/10/19/film-review-madobenite/
子どもの写真をメッセンジャーのプロフィールアイコンにする親はあるあるだ。
あの大学生の女の子は、普通に人と話しているようで、大学では基本一人でいる。普通じゃない人によくあることだ。周りが薄々普通じゃないことを悟っているんだろう。
彼女はプレゼン準備のシーンでロブスターの服を着ていると書いたけど、よく見ると違うっぽい。
参考:
[映画]『正欲』(4回目) · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-12-03e_film-review-seiyoku-4/
同じシーンで、あの子の言っていることは支離滅裂だしメチャクチャだ。だけどおもいは伝わっているし、相手の考えに影響を与えている。人が納得するのはロジックがすべてではない。
二人とも自殺未遂の日に偶然会う。運命だ。
「年末年始は寂しい」とガッキーが言っていたが、分かる。僕もこれまで年末になるとよく無駄遣いをしていた。消費で寂しさを誤魔化そうとしていたんだとおもう。なお現在は年末年始だろうが特に何も特別なおもいはない。むしろいつもと変わらない。
パン屋でのプロポーズは形にこだわらないところがいい。
子どもは自分に都合のいいことや甘やかしてくれることを言う親の言うことを聞く。父親と母親は意識統一が必要。
公園の水道で遊ぶシーンは、水が出すぎた。公園の水飲み場であんな水道はないです。
ひょっとして僕は広島出身として、広島弁が心地良いのもこの映画が好きな理由かもしれない。自分の心の深いところに響きやすい。
東京国際映画祭でも上映された作品のはずだけど、外国人が観たらこの映画はどうおもうんだろう。聴いてみたい。
学校の先生が逮捕されるシーンで「この少年を買ったろ?」と写真を見せられる。写真の日付が 2019 年4月1日だった。以前のレビューでも触れたが、やはり舞台は 2019 年だろう。
参考:
[映画]『正欲』 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-11-13_film-review-seiyoku/
今回ももちろん暗転はなかった。
参考:
[映画館]『正欲』暗転問題を確認してきた · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-12-10d_inquiring-about-blinking-of-seiyoku/
[映画]『正欲』(5回目) · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-12-12d_film-review-seiyoku-5/
何度観ても毎回いろいろな発見がある。作り込んである、よくできた映画だからだ。
人生ベスト4にしておこう。つまり現時点での人生ベスト映画ランキングは以下となる。
1:インターステラー
2:アデル、ブルーは熱い色
3:トップガン マーヴェリック
4:正欲
5:ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
参考:
人生ベスト映画 2023 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/04/23/best-films-in-my-life-2023/
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映画中に地震があった。誰かの携帯電話の警報が鳴っていた。よりによって「死んだカエル」のシーンだよ。映画中に地震を経験するのは人生で4回目だ。ボロビルの5階だったし、長くかなり強い揺れでこわかった。普通に上映は続いていたけど、安全のためにも上映を止めて場内を明るくするべきじゃないかな。迅速に避難するために。旦那が逮捕されるシーンでも軽く2度目の地震があった気がする。
最前列で鑑賞する “通” が僕以外にもいた。
先日お一人様 SNS を作ったが、そこにブログに書く前の映画や映画館の下書きレビューを書くことにした。現地からの最速レビューだ。
https://akkoma.nary.cc/dokushonary
評価:5/5
鑑賞日:2024-1-1(月)14:20~16:40
映画館:刈谷日劇
スクリーン:スクリーン1
座席:指定席
料金:1200 円(オンライン予約、ファーストデイ)
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