先日、南アジア言語のレッスンを受けたときに、先生が「見せたいものがある」とカバンからあるものを取り出した。

それは大量の小銭だった。

外国に行って悩ましいのは小銭の扱いだ。言葉の理解が不十分な場合、レジで小銭を取り出すのには苦労する。だから僕はクレジットカードを使うようにしているが、クレジットカードが使えないこともある。慣れない国のレジでオロオロするのは嫌なので、お札で支払って小銭を溜め込んでしまう。僕が 20 年前にイギリス留学していたときもそうだったし、その後いろいろな国に旅行してもそうだった。

南アジアから来た先生は、同様に小銭がどんどん増えて困っているようだ。日本ではクレジットカードが使えない店がいまだに多いことも外国人を困らせることになる。

以前、外国人と過ごすと東京が「トーキョー」になると書いたが、まさにこれだ。名古屋がナゴヤになった瞬間だ。外国人の立場になって考えてみると、日本でも小銭の扱いは悩ましい問題だ。

南アジア言語レッスン(2回目) · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-05-27_hello-sensei-lesson-5/

イギリスの場合は自動販売機で、日本で言う1円ほどに相当するお金が使えていたので、チョコバーや飲み物を買うときに使えばいい。しかし日本では1円玉が使える自動販売機なんてない。そもそも自動販売機をしょっちゅう使うこともないだろう。

僕は日本では溜まった小銭はゆうちょ ATM で逆両替をしている。しかし最近手数料を取られるようになった。手数料を取られても仕方がないのでそこで逆両替をしている。

先生もゆうちょ ATM を試したそうだが、その ATM は小銭の逆両替に対応していなかったようだ。大きい郵便局なら小銭の逆両替ができる ATM があると教えようかとも思ったが、手数料を取られるし勧めるのはやめておいた。

すると先生が「マナカに小銭でチャージできればいいんだけど」と言った。

以前のレッスンでマナカを電子マネーとして使う方法はどうすればいいのかと聞かれたが、増える小銭の問題も関係していたんだろう。

そのときは「駅の券売機のチャージで小銭が使えるはず」と伝えたが、レッスン後に調べた分かった。駅の自動券売機のチャージではお札は使えないそうなのだ。しかし、自動 “精算” 機なら小銭でチャージできるらしい。

参考:
チャージ(入金)の方法 | 購入・チャージ | マナカ | 名古屋市交通局
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/manaca/TRP0000751.htm

自動精算機とは、改札を入ったところにある機械のことで、チャージ金額が足りないときに少額だけチャージできるよう、小銭に対応させているんだろう。なお1円玉と5円玉は自動精算機でもチャージに使えないらしい。

でも自動券売機と自動精算機の違いなんて外国人に分かるわけがない。僕だって初めて知った。さらにそこで小銭をチャージできることも初めて知った。

すぐにメッセンジャーで先生に教えたらすごく感謝された。

ついでに僕も今後は小銭は自動精算機でチャージすることにしよう。

参考:
逆両替 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2017/04/15/loose-change/

ラバーコインケース · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/11/21/quikoin/

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