僕には 18 歳の甥がいる。妻と結婚するときに知り合った。そのときは小学生だったが、今では大学生だ。子どもの成長はすごい。

彼は留学をしたいと考えているようで、ちょうど帰省中ということもあり(彼は今、他県の大学に行っている)、留学経験のある僕と話をしたいという(彼のお母さん経由での依頼)。そういうわけで、きのうはお茶をしてきた。

最初は若者と2人だけで話をするのは億劫だった。話すのは得意じゃないので。だから最初は「代わりに映画に行かない?」と誘ったが、断られた。あとで分かったが、映画館は嫌いだという。そういう人は一定数いる。映画館が大好きな僕が異常なのだ。

結局お茶をしに行ったが、実際に話しをしてみるとすごく楽しかった。

彼はもともと頭が良い子でいろいろなことを知っている。難関大学に通っているぐらいだし。前から変わった子だったこともあり、ユニークな考えも持っている。最近の大学生はどうやって授業を受けているのかなども知れた。サークルは入っているのかとか、一人暮らしはどうかとか、彼女はいるかとか、住んでいる街はどうかとか、いろいろ話した。

やはり最近の学生はタブレットやパソコンでノートを取る人が多いようだ。授業の休講連絡がメールできたりもするらしい。Slack のようなコミュニケーションツールも利用するそうだ。ちなみに彼は聞くだけで頭に入るので、ノートをほとんど取らないという。どんだけ天才なんだ。

ただ若い頃にありがちなことだが、ゴールが見えていない。何がしたいのかが分かっていない。それと面倒くさがることも多い。怠惰であることは才能を無駄にする。頭の良さや行動力を持て余している感じがある。だから、とりあえずどんどん行動し、多様な人と関わる機会が得られるようなアイデアを出してあげた。それは僕が学生時代にやるべきだったと後悔していることでもあるから、なおさら熱が入って語ってしまった。

僕は年寄りが嫌いだ。頭が凝り固まっており、現状維持を何十年も続けているような連中だから。でも若者と話すのはすごく刺激になることだと改めて感じだ。学びも多い。少なくとも年寄りと話すぐらいなら、若者と話したほうが楽しいし得られるものも多い。

ハロー先生ドットコムで英会話レッスンを受けたとき、人と話すことが刺激になると書いた。まさに今回もそうだった。「若者と話すことは得ることが多い」というのはこれまで盲点だったので、気付けてよかった。

参考:
ハロー先生ドットコムのレッスンを受けてきた(3回目&最終回) · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-04-16_hello-sensei-lesson-3/

それと大人と2人きりで話すなら沈黙が合ったりして気まずくなるので1時間が限界だが、今回は3時間も話をした。話が下手な僕としてはすごいことだ。年下だと比較的緊張しにくく、リラックスして話せたことも関係していると思う。少々の沈黙も気にならなかった。

若さは力である。若いことを羨ましいと思った。僕も(今の思考回路のまま)もう一度大学生に戻ってやり直したいと思った。あの頃無駄に過ごした時間をもっと有意義に使っていたら、今どんなに幸福な人生を送っていただろう。

今後の彼のことも気になるので、最後に連絡先を交換した。連絡手段として Google Chat が使いやすいということも教えてもらった。たしかに既存の Gmail アプリで Chat の設定をオンにするだけで使い始められるから便利だ。Gmail を持っている人も多いし。

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