[読書メモ]『「婚活」がなくなる日』(苫米地英人)
- 読書
- 2023/09/05 Tue 03:31
p5
誰かが「これがあなたの幸せ」と決めた人生を歩むことには違いありません。それでは、奴隷の人生です。
p24
読者モデル出身のタレントや女優が多数生まれたために、「素人」の価値が上がりました。/一般の女性にとって、かつてのモデルや芸能人は、自分には手が届かない 「雲の上の存在」でした。しかし、このときから芸能人は、「同じ高さにいる存在」に変わったのです。
p34
確かに女性と男性は生物としての役割が違うので、脳の働きが異なっているところは実際にあります。しかし、生理的レベルを離れた、脳の機能としての性差はまったくありません。「好きな色」「好きなモノ」という「思考レベル」で異なるところは何もないのです。そう思われているものは、生まれたあと、つまり後天的に親から、あるいは社会の中で、刷り込まれたものにすぎません。/生まれたあとに刷り込まれたこと=「洗脳」です。
p43
いままで親や社会が押しつけてきた儒教教育は、幸せの評価軸を自分の外に求めることを強いてきました。
p45
ほんとうに愛する相手がいるならば、その人のために働く、その相手のために尽くす、家をきれいな状態に保つというのは、ごく自然な心の働きです。つまり、パートナーへの愛情、「情動」がある、そこではじめて主婦は成り立つのです。
p47
よくあるのは「子どもの人生を自分の価値にする」道を選んでしまう母親です。
p47
万が一、子どもが親であるあなたの思いどおりの進学、就職、結婚を果たしたとしましょう。それでも、あなた自身の人生の成功でもなければ、あなたの価値が上がったわけでも断じてありません。
p58
非科学的な意味に結びつけて、「これで、何もかもうまくいく」と思い込むのが「危ない」のです。
pp80-81
「英語ができると、何かいいことがあるんじゃないか」というような、理由にならないような理由で学んでいる人が、ほとんど多数を占めていました。
p90
では、言語運用能力はどこで学んだらよいのでしょうか。/言語運用能力を高めるための科目は、大学の論理学、倫理学、哲学、文学など、いわゆる「教養」というカテゴリーに属する科目です。ですから、大学に行くのが望ましいといえるでしょう。
p100
合コンやパーティーなどで、その場を仕切っている人や会場を提供した家の人がかっこよく見える。会社では、あなたの直接の上司である課長のほうが、社長よりも信頼できるような気がする。これも、ストックホルム症候群と同じことです。
p103
男性は、メイクした女性の顔が魅力的だと思うくせをやめなければいけません。
p104
ギザギザのフォントで印字したようなぼろい名刺と、分厚い紙に刷られたいい名刺と、どちらを使ったほうがビジネスで成功するでしょうか。普通の名刺よりも一枚百五十円よけいにかけて高い名刺を持つだけで、一億円や二億円の仕事を受けることができることがあります。
p123
二人が同時に働くのは無意味です。片方が一生懸命働いたほうが、生産性はよほど高くなります。
p175
具体的なものを片付けることだけで毎日を過ごしていると、自分が何を達成しているかわからなくなり、ゴールを見失いがちです。だから、常に抽象度を高めて考えることが大切であり、自分の果たす役割をなるべく高いところから見ることができることが、二十一世紀を生きる必須のスキルになるのです。
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