息子と京都日帰り旅行

おとといは妻は仕事だったので、僕が息子を歯科へ連れていき、そのあと一日２人で過ごすことになった。

家にいるとすることがなくなるし YouTube ばかり観ていても体に悪い。雨が降らない限りなるべく外出するようにしている。

いつもは名古屋市内のレジャー施設やショッピングモールに行く。特にショッピングモールは小さい子どもには安全だし、万が一の際は着替えの服などもすぐに変える。食事もしやすい。なにより、綺麗なトイレがある。

ただショッピングモールはガシャポンやおもちゃ屋など誘惑も多い。子どもが欲しがったりしてダダをこねたりして大変だ。ショッピングモールは楽だけど、それなりに疲れる。

おとといはいつものようにショッピングモールやらに連れて行き、また “それなりに疲れる” ことになるぐらいなら、“思いっきり疲れる” ことをしてみることにした。京都への日帰り旅行だ。

諸事情で妻には内緒である。

そういうわけで、事前に新幹線の予約などをして準備していた。

乗り物好きの息子は以前から二階建てバスに憧れていた。京都には二階建てバスの観光バスがある。ぜひ乗りたい。また、名古屋にはないウェンディーズが京都にある。これも行きたい。

ウェンディーズ
https://wendys-firstkitchen.co.jp/

諸々の事情で妻が出掛けたあと我々が出掛け、妻が帰ってくる前に帰宅したい。となると名古屋-京都間が新幹線で 30 分程度とはいえ、京都の滞在時間は短くなる。これは仕方がない。また、小さい子どもと出掛ける以上不測の事態は頻発する。時間に余裕を持たなければいけない。だから、二階建てバスとウェンディーズを最優先とし、それ以外は余裕があった場合のみ行くことにした。

そして案の定歯科の時点で、子どもが診察を嫌がり時間がかかったので新幹線の予約時間を遅らせた。スマート EX は iPhone からでもそれなりに簡単に予約の変更ができる。

先日書いた通り、スマート EX に iPhone の Suica を紐付けているので、通常の電車に乗るとき同様に改札を通れるのは楽だった（ただし、「EX ご利用票」の紙を受け取る必要がある）。

スマート EX の紐付けを交通系 IC カードから iPhone に変更する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/06/11/smart-ex-with-iphone/

新幹線の予約時間を変更したことで、名古屋駅で少し時間ができた。息子が好きなギャレット ポップコーンのチーズポップコーンを買ったり、初めて「ぴよりん」を買ってみた。

ギャレット ポップコーン ショップス(Garrett Popcorn Shops)
https://jpgarrettpopcorn.com/

名古屋の新名物スイーツ ぴよりん｜公式サイト
https://piyorin.com/

ぴよりんのお店ではフランス人らしきカップルが英語を話し、店員さんが困っていた。僕が通訳をしてあげた。「袋はいらない」という程度のことだったけど、店員さんにすごく感謝された。

新幹線の待合室で食べたぴよりんはプリン饅頭といった感じ。それなりにおいしかった。

新幹線の中では意外と４歳の息子は静かにしてくれた。２歳ぐらいのときはもっと声を上げたりして、デッキに移動する必要があった。

京都に着くと二階建てバスの出発時間まで少し間があったので、先にウェンディーズでランチを食べることにした。京都大丸前店に行った。ゆっくり店内で食べようと思っていたが、二階建てバスの時間が近付いたので、持ち帰りにして二階建てバスの中で食べることにした。

二階建てバスは「スカイホップバス京都」という観光ツアーバスだ。２階部分が屋根がない車両もある。よく海外の観光地で走っているあれである。

2階建てオープントップバスで乗降自由に京都観光
https://skyhopbus.com/kyoto/ja

スカイホップバスは事前にオンラインでチケットを購入すると割り引きになるので買っていた（3500 円のチケットが 3150 円になる）。スタッフにメールに添付された QR コードの画面を見せるか、印刷して提示するかで乗車する。京都内の観光地にいくつも乗車場所があり乗り降り自由だ。２日券もある。

そういうわけでウェンディーズの近くの「四条烏丸 錦市場」から乗った。それなりに客はいたがすいていた。雨の日は屋根付きの車両になるようだが、雨が降っていなかったので２階部分が半分屋根がない車両だった。もちろん２階に乗った。

二階建てバスは久しぶりに乗った。乗り物酔いしやすい僕は酔い止め薬を飲んだが、天井がないバスは結構気持ちいいし楽しい。お尻が痛くなったので途中で降りようと言ったが、息子は最後まで乗ると言うのでずっと乗ることにした。母校の同志社大学も見れたのはよかった。

ただ、次第に飽きてきた。そもそも京都とはいえ町並みが汚い日本だ。スポット的に観光名所だけをきれいにしても、その途中で殺風景な雑居ビルや住宅を見るとテンションが下がってくる。日本でこういう観光バスは意味がないと思う。東京にも同じような観光バスはあるようだが、東京だとどんな感じだろうか。

バスの中は飲食禁止だったが、こっそりささっと食べさせてもらった。屋根がないので風がビュービュー吹いていたが、それはそれで楽しく食事ができた。スタッフはたぶん気付いていただろうが何も言われなかった。飲食をする外国人観光客は多いからいちいち注意しないのかもしれない。欧米人風の人や中国語をしゃべる客が乗っていたが、僕らのような日本人も乗っていた。

トータルで１時間 40 分近く乗ってお尻がかなり痛かった。途中で雨が降り出したので屋根付きの部分に移動した。ちょうど先頭があいていたので、そこに座れてまた楽しかった。

乗車時は近付いてくるバスをバックに慌てて記念写真を撮ったが、よくよく考えると到着した京都駅でゆっくり写真を撮ればよかった。何ならスタッフにお願いして息子とツーショットを撮ってもらえたかもしれない。

同志社大学正門。

京都駅に着くと帰りの新幹線まで１時間程度時間ができた。何かスイーツでも食べようかと思っていたが、息子が京都タワーに登りたいと言うので急きょ登ることにした。僕は以前家族と一度登ったことがある。ほんの 10 分程度しか滞在できなかったが、それなりに楽しめたし、記念写真も撮ってもらえた（無料）。

そうやって名古屋へまた帰った。

予想通り慌ただしい旅行だった。ベビールームが付いている、男性が入れるトイレが意外と見つからなくてウロウロした。久しぶりの京都で、地下鉄の烏丸駅で降りるところを烏丸御池駅で降りてしまったりもした。子どもと一緒に歩くと歩きにくいし（京都の歩道は狭い）、抱っこすると僕が疲れる。時間がどんどんなくなって余裕がなかった。

ふと気が付けば、マスクをしていない人が増えている。でも感染者は増えているらしい。旅行は癖になるけれど、まだまだ気軽に出掛けられない。

それと妻には内緒の旅行だったけど、４歳児相手だといくら口合わせをしていても、つい息子は言ってしまう。「京都」とか「二階建てバス」とか「新幹線」といったワードを息子が言ってしまう。バレている気がする・・・。

ヘトヘトに疲れたけど、旅行っぽいことは最近していなかったので楽しめた。やはり一人ではなく誰かと旅するのは楽しい。大人は意見調整が手間だけど、子どもだとそういうことが少ないのも気軽だ。

その他の写真はこちら：
https://dokushonary.material.jp/pics/#16868157988545

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