[ライフハック] 欠点が欠点でなくなるとき
慢性的な体調不良が続いていると書いた。
体調を崩しやすい体質 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2021/08/27/being-ill-all-the-time/
そこでこの秋から心療内科に行くことにした。しかし行ってみて分かったのは、そこは精神科だったということ。公式サイトなどに分かりやすく精神科と書いていないからそういう誤解が生じた。
でも「これを機に精神科とやらに行ってみるか」と通うことにしたのだ。最近はストレスで鬱っぽい感じだったので丁度いい。
数回検査をしたりしてまだ途中経過ではあるが、先生と話をしていろいろ考えることがあった。
まず IQ テストでは高めのスコアだったので良かった。そもそも IQ テストをしているとは知らされていなかったんだけど、事前に意図は知らせないようにしているのかな。
私の性質についていろいろ分析してあったが、ここでは特にスコアが低い部分について触れてみよう。
まず耳で聞いて記憶するワーキングメモリーのスコアが低かった。たしかにこれまで言った言わないの揉め事がときどき起きたが、ひょっとして私が記憶できていなかったせいかもしれない。子どもの世話をしている時に第三者の話が頭に入らないことも、それが関係しているのかもしれない。
私が家族との情報共有で Slack での自動通知設定をしたり、食卓にモニターを置いて Google カレンダーで1ヶ月の予定を表示させたりしている。メモもよく取る。ワーキングメモリーの弱さへのそういった対策は、自分で自然としてきたようだ。
また、こだわりの強さがストレスの原因となっているようだ。「こうでなければならない」と思うと、少しでもうまくいかないとストレスだし、ましてや他人に対して要求が高いと問題が起きる。
一方で、こだわりが強いからこそ今の仕事をしているとも言える。毎日ブログを書くことも、毎日書くことにこだわっているからできることだ。書籍の校正作業もこだわりがあるからこそ、一人で出版する書籍のわりに誤植が少ない。ブログのデザインにもこだわりがある。プログラミングだってコードを1文字書き間違えるだけで動かないんだから、正確さへの過剰なこだわりが必要だ。
こだわりがあるからこそできている。そして、そういう仕事を自然と選び取っている自分は我ながら賢い。
ワーキングメモリーが低いことやこだわりが強いことは欠点と言える。サラリーマン時代は、周りの連中が「お前のここがダメだ」と言う人ばかりだった。相手の欠点を指摘するのは上司だけでいい。同僚が欠点を言うのは単なる足の引っ張り合いだ。
そして、欠点というのは矯正するものではなく、活かすものだと今回改めて気付いた。情報伝達をしっかりしたり、こだわりを活かして仕事を選ぶことは逆に私の強みになる。やり方次第なのだ。自分の弱みが分かると逆にいろいろ解決方法が見えてくる。
欠点を指摘されたのに逆に元気になったし、勇気付けられた。
欠点の欠点としての部分ばかりしか見ないから、欠点が強調される。欠点を欠点と見なさなければ、いくらでも良い方向に変えられる。