私の家庭と同じく1歳の子どもがいる妹からよく育児の相談を受ける。最近、育児用ミルクをそろそろやめるべきかと聞かれた。

うちの子は1歳3ヶ月になるが、1日1回の寝る前とはいえ、まだ育児用ミルクをあげている。母乳は日に何度か飲むし、牛乳も飲める。離乳食を終えて幼児用の食事に移行している。そういえば育児用ミルクはいつまであげるべきか、自分の子どもについても深く考えていなかったのでちゃんと調べてみた。

こういうときはネットではなくちゃんと書籍で調べるべきである。ネットはたとえ医者が書いたり、監修していると書いてあっても、それ自体が本当かどうか分からない。書籍で調べる癖をつけよう。

今回は『パパ・ママのための育児Q&A1500』(p368、pp390-391、p443、p454)を中心に読んだ。

まず乳児・幼児に与えるミルクの種類を明確にしよう。

・母乳
・育児用ミルク
・フォローアップ・ミルク
・牛乳

簡単なのは母乳と牛乳で、母乳は母親のおっぱいのことだし、牛乳は普通に大人が飲むミルクだ。

育児用ミルクは母乳の代わり、あるいはその補助として子どもに与えるミルクだ。母乳オンリーで育てる場合を除き、生まれてすぐから飲み始める。

フォローアップ・ミルクは、1日3食になる9ヶ月になっても離乳食をあまり食べなかったり病気等で離乳食が食べられないときに飲むミルクだ。育児用ミルクよりも、タンパク質やカルシウム、鉄などが多く含まれている。逆に言えば、普通に離乳食を食べているならフォローアップ・ミルクはいらない。

それと離乳食について私も誤解していたのが、離乳食は栄養を摂るための食事ではなく、普通の食事を始める練習のための食事であること。あくまでメインは母乳や育児用ミルクなのだ。だから、離乳食をうまく食べないからといって「栄養が足らなくて大変なことになる!」と騒がなくていい。

では、全体的な流れはどうなるか。

生まれてから母乳や育児用ミルクを飲ませる。

5〜6ヶ月ごろから徐々に離乳食を始める。その間も母乳や育児用ミルクは続ける。

9ヶ月になっても離乳食を食べなかったらフォローアップ・ミルクを飲ませる(オプション)。

1歳になったら育児用ミルクをやめていい時期になり、牛乳を飲み始めてもいい。

1歳6ヶ月ごろまでに離乳を完了する(母乳や育児用ミルクをやめる)。

このあたりの流れが明確に説明されている本がない気がする。普通の親は分かんないよなあ。

とりあえず、うちの子は1歳3ヶ月なので育児用ミルクはすぐにやめることにした。母乳だけは日にちょこっと飲ませている感じ。牛乳は直接飲ませることはまだしていないけれど、食事に加えることは普通にしている。