私は携帯電話会社でもらえるメールアドレスはとっくの昔に使うのをやめた(まあ、今は格安 SIM だし)。メインで使うのは Gmail である。オンラインの取引等で使う。

その Gmail アドレスはもう 15 年ぐらい使っている。携帯電話会社のキャリアメール、インターネットプロバイダーのメールアドレスなんかだと、別の会社に乗り換えた時にメールアドレスが使えなくなる。Google のような巨大企業の、永続性がある(潰れなさそうな企業の)メールアドレスが安心だ。

一方、リアルな人間関係でのメールは、自分の名前をベースにした独自ドメインを作って、そこからメールアドレスを作っていた。しかも co.uk のイギリスのドメインなので気に入っている。email@myname.co.uk みたいな感じである。なお、現在は co.uk ドメインはイギリス在住者しか取得できなくなった(ますます自分が持っているドメインは貴重だ)。

独自ドメインでメールアドレスを作るメリットはブランディングになることと、ドメインを管理するのは自分だから永続的に使える。それに @ 以前の部分をどんどん増やして、メールアドレスを追加作成するのも簡単だ。もちろんドメイン維持費はかかるので、年 1500 円程度の出費はある。

パソコンのメールだとキャリアメール宛てに送れないということもあったが(スパム対策でパソコンからのメールを届かないように設定している人に対して)、それはガラケー時代の話。スマートフォンではそういうことがほとんどなくなった。

長年インターネットを使った生活をしていると、気が付けばメールアドレスがどんどん増えていく。どうでもいいメールアドレスは廃止してもいいけど、念のため残しておきたいものも多くある。そこでメールアドレスがを整理して、管理方法も簡略化することにした。

まず、すべてのメールはメインで使う Gmail に届くようにする。転送設定やらを駆使すれば可能だ。さらに Gmail は自分の持っているメールアドレスなら送信元を自由に「偽装」できる。つまり一度設定してしまえば、受信も送信も一つの Gmail アカウントでできてしまう。いちいち個別のアカウントにログインしなくていい。

全てを単一の Gmail で管理するとゴチャゴチャになるのでは? という意見もありそうだが、Gmail のラベルという機能や検索で明確に分けて考えられるから大丈夫だ。

Google は INBOX というウェブアプリおよびモバイルアプリを公開し、よりメール処理を簡素化する方法も提供している。私もしばらく INBOX を使っていたが、結局普通の Gmail に戻った。私は自分で普通に届いたメールを管理できるからね。

最近の人はメッセンジャー系のアプリばかりを使う人が増えているようだけど、メールアドレスの方が都合がいいことも多いので、メールはまだまだなくならなさそうだ。