アガサ・クリスティ講座の第1回、第2回に参加したことを書いた。

[カルチャースクール]「アガサ・クリスティを読む」第1回 | 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/04/09/culture-school-christie1/

[カルチャースクール]「アガサ・クリスティを読む」第2回 | 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/05/21/culture-school-christie2/

その最終回である3回目に参加してきた。ただ、3回目といっても、講座は継続する。3回区切りの申し込みで、引き続きクリスティを扱っていくようだ。

今回の課題本は『予告殺人』。ミス・マープルものとして読むのは私は初めてだった。

課題作品を読んだ後ドラマを観たことについては先日ブログに書いた。

[TVドラマ][レビュー] “A Murder is Announced” (1985, 2005) | 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/06/08/tv-show-a-murder-is-annouonced/

ミス・マープルの作品は全部で 12 話しかないが、本作はなかでも特に人気があるようだ。私は小説を読んだ段階では人名で混乱してよく分かっていなかったが、ドラマを観て、さらに講座にも参加すると、「なかなか面白かったかも」と思えた。

せっかくドラマを観たことだし「ドラマ観た人?」と聞いてほしかったなあ。どや顔で手を挙げることができたのに。

さて、前回の『アクロイド殺し』に続き、「やっぱりクリスティすげえ!」と思えた。レベルが高すぎる。すごく緻密に計算されている。クリスティ作品と比べると、ホームズ作品はしょぼく感じてしまう(あっちはあっちで、素朴で好きだけど)。

講座に参加して、小説単体では分からない背景をいろいろ学べて楽しめたと思う。

先生がちゃんと紙の本を持ってきたことにも感心(まあ、本来当たり前のことなんだけど)。前回は Kindle 版で読んだとかで、講座中に該当ページが受講者に分からず、受講者自身に探してもらう感じだった。経験上、読書会では「やはり読書会には紙の本が必要」と実感している。ページ数を簡単に共有できるからね。

私は次回以降はもうクリスティ講座に参加するつもりはないけれど、クリスティの魅力を知ることができて、参加して良かったと思う。それに、初めて参加するカルチャースクールだったけど、他にも面白そうな講座をやっているみたいだし、これからもちょくちょく行ってみようかなと考えている。