何か新しいことをしてみようかなと思い、そういえば栄中日文化センターでアガサ・クリスティの講座があることを思い出したので、先日申し込んだ。そして、早速参加してきました。

ちなみに私はアガサ・クリスティは読んだことがなく、デヴィッド・スーシェの「名探偵ポワロ」のドラマをすべて観た、その程度のクリスティ知識だ。

栄中日文化センターを利用するのは初めてだ。そもそもカルチャーセンターに行くこと自体初めて。なんとなく、カルチャーセンターは 60 代ぐらいの人ばかりの参加者ばかりな気がするからかも。だから、講演会は行っても、カルチャーセンターは避けてきた。刺激になるから、基本的に専門家の話を聴くのは好きなんだけんどね。

「アガサ・クリスティを読む ミステリーの女王、その世界と魅力」講座詳細
http://www.chunichi-culture.com/programs/program_177546.html

栄中日文化センターを利用するにはこの公式サイトから申し込んだ。クレジットカードで支払いを済ませた。

申し込み確認のメールが届くので、それをプリントアウトし、当日までに栄中日ビル4階の受付で入会金(3,500 円)を支払う。ただ、入会金を支払うように言われなかったので、支払いをすることを気付かなかった。おそらく満 65 以上は入会金が免除されるので、受付の人が前の人と同じ流れで徴収し忘れたんだろう。今度行った際に支払おう。

そこで受講証とメンバーズカードが発行される。メンバーズカードは出席カードにもなっており、出席のたびにカードリーダーに通す。ただ、初回の今回はすでにカードリーダーを通した状態で渡された。

このメンバーズカードはよくできていて、表面が書き換え可能なカードだ。今も使われているかどうか分からないが、映画館だと MOVIX とかでも使われ、カードリーダーを通すたびに加算されたポイントが表示されたりする。栄中日文化センターのメンバーズカードの場合、会員番号や名前以外にも、今回の講座名、日付、教室番号、ポイント(参加に応じてもらえるポイントで、貯まると割引になるみたい)、次回講座の情報、有効期限などが表示され、毎回書き換わるわけ。これはいい!

カード解説|書き換えの仕組み|三和ニューテック
http://www.sanwa-newtec.co.jp/products/t_card_step2.html

カルチャーセンターだし、講師の先生の Twiter でも「人が集まらないかも」みたいなことを書かれていたので、15 人ぐらいの小規模の講座かなと思いきや、70 人の参加! 10 分前に教室へ行ったらすでにたくさん席が埋まっていた。参加者の年齢層が高く、そういう人ってやたら早く会場に来るよねえ(教会とかでもそう)。

大矢博子 on Twitter
https://twitter.com/ohyeah1101/status/965806992584359938

講師の大矢博子さんは書評家らしく、今回初めて知った。iPad のスライドをプロジェクターに投影してなかなかやるじゃないかと思ったけど、操作に多少戸惑っていた。家でリハーサルをちゃんとしよう。

講座は 90 分。受講票に書いてあって気付いたけど、今回の講座までに「オリエント急行殺人事件」を読んでおく必要があったようだ。聞いてないよ~~。どこにそんな情報があったんだよ。ウェブにも出ていない。しかし、周りの人はちゃんと読んでいる模様。

どうやら、私のようにネットで申し込むのではなく、みんな窓口で申し込んだんだろう(年齢層が高いし)。窓口で申し込むと受講票をその場でもらえる。そこに「オリエント急行殺人事件」を読むことが書かれているので、みんな知っていたのだ。私は当日受講票を受け取ったから分からなかったんだよ。そのあたりを考えて、運営側はアナウンスをしないと。相手の立場に立って思考することは大事である。

まあ、課題本は読んでいなかったけど、去年の年末にデヴィッド・スーシェ版のドラマおよび、劇場映画で「オリエント急行殺人事件」は観ていたのでなんとなく内容は分かるからいいんだけど。あ、劇場映画の方は映画館でほとんど寝たんだった・・・。

[映画] 『オリエント急行殺人事件』 | 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2017/12/12/film-review-murder-of-orient-express/

[TV ドラマ] Agatha Christie’s Poirot 全話鑑賞完了 | 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2017/12/30/complete-watching-all-poirot/

講座のお話ははなかな面白かった。先生はよく勉強してますね。書評家の講座と聞くと、適当に話をするのかと思いきや、しっかり調べて十分濃い話になっていた。いろいろと発見があり、メモをたくさん取った。実は「オリエント急行殺人事件」は文庫を買ったまま積ん読状態なので、これを機に読もうかなと思う。

こんな感じで毎回1作品を扱い、講義をしていく形式の講座のようだ。人数的にどうしても講義形式になるよね。

映像化作品についても触れられていたが、なぜかデヴィッド・スーシェのドラマについて触れていないのはおかしい。ウィークエンド・シャッフルを聴いたときもそうだった。私的にはポアロといえばデヴィッド・スーシェなんだけど、なぜみんなスルーしちゃうのか。このことについて Q & A の時に聴けばよかったなあ。

【映画評書き起こし】宇多丸、『オリエント急行殺人事件』を語る!(2018.1.6放送)
https://www.tbsradio.jp/216427

次回は「アクロイド殺し」が課題作品となる。デヴィッド・スーシェのドラマでどんな話かも忘れたし、課題本も今回こそはちゃんと読んでおこう。ただ、あまり一生懸命準備をすると(関連作品をいろいろ読んだりして)他のことができなくなるので、最低限のことだけして参加することにした。なお、次回扱う作品は参加者に「何がいい?」と先生から聞いてきた。いや、これは講師側で決めてほしいな。何らかの意図を持ってメニューを決めてほしいからだ。まあ、またポアロ作品だったから嫌なわけではないけど。

なお、この講座は3回だけで終わるのではなく、今後も継続されるらしい(一応の区切りとして3回ごとの支払いにしているみたい)。気に入ったら継続参加しよう。できればもっと人数が減ってくれるといいんだけど。それに若い人がもっといればなと思う。それと、講座の感じでは、途中参加でも普通に付いていけると思う。