私はスマートフォン中毒にならないためにも、モバイルデバイスとして iPad をメインの端末としている。iPad は大きいので気軽に出しにくく、中毒になりにくい。電話は IP 電話で済ませるので iPad で事足りる(基本的に着信は留守電)。

だから、4月に帰省した際に、自分の iPhone SE を母に譲るのもたいして問題にはならなかった。母が自分の iPhone の画面を割ってしまったため、修理するぐらいなら私のものをあげることにしたのだ。

唯一多少困ったのが、気軽に撮影できるカメラがなくなったことかな。でも iPad で何とかなる。

ということで、現在は iPad だけを持ち歩いていた。

さて、私はできるだけ現金を持ち歩きたくない。外出先ではなるべく電子マネーやクレジットカードを使うようにしている。現金はスマートじゃないんだよ。

使う電子マネーは Suica、iD がメインだ。Edy はたまに使う。Suica はほぼ交通機関利用のため。

iD のようなポストペイの電子マネーはチャージが不要でこれが一番楽なんだけど、Suica や Edy はチャージが必要だ。

Suica も iD も Edy もクレジットカードに付いているものを使っていて、これまで Suica と Edy のチャージは Sony の PaSoRi RC-S390 を使っていた。パソコンが不要で iOS 端末でチャージができる。

Sony Japan | FeliCa | 個人のお客様 | 製品情報 | RC-S390
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/products/RC-S390.html

iPad と PaSoRi RC-S390 を bluetooth 接続し、頻繁にチャージする Suica では重宝していたが、PaSoRI は微妙に使いづらかった。さらに、クレジットカードの更新に伴い、Suica へのチャージができなくなった。チャージ用のクレジットカードの登録が Mac が非対応だから、Mac しか所持していない現在はカードの登録できない。そのために Windows を買うのもバカらしいし、身近な Windows ユーザーもいない。VMWare Fusion で Windows を Mac 上で動かす手もあるが、USB の FeliCa リーダーを新たに買う必要がある・・・。と、いろいろと面倒が生じて、結局 Suica のチャージは駅の券売機で行っていた。

JR東日本:Suicaインターネットサービス
https://www.suicainternetservice.com/frmcsis/Index.aspx

でも、もっと簡単にチャージができるようにしたい。Suica に関しては、本当は iPhone 8(できればさらに Apple Watch)でモバイル Suica が使えるようにしたいんだけど、今は気軽に買える値段じゃない。

ということで、安い Android スマートフォンを買い、モバイル Suica を始めることにした。Android なら Edy や iD などのその他の電子マネーも使える。

電子マネーと、さらに SMS 送受信さえできればいいので、Fujitsu の arrows M03 にすることにした。安心の国産だ。

arrows M03 – スマートフォン – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
http://www.fmworld.net/product/phone/m03/#/p1

早速 Amazon から届いたので初期設定。Android は以前少し使っていたことがあったが、その時は古い機種で、最新の機種を使うのは初めて。結構操作に戸惑ったし、iOS と比べると「なんて使いにくいんだろう」と思ってしまう。

モバイル Suica、iD、Edy ともに、専用アプリをインストールして使えるようになる。ただ、iD だけはクレジットカード情報の登録でアクセスコードが必要で、そのアクセスコードの取得がうまくいかず断念。せっかくのポストペイの iD だから積極的に使いたいんだけど・・・。しかし、気軽にチャージできるおサイフケータイだからこそ、気にしなくていいのかもしれない。気軽に残高を確認でき、気軽にチャージできるんだから、ポストペイである必要はない。iD じゃなくても Suica や Edy を使えばいい。

実際の支払い時は、特にアプリを起動する必要はないようだ。Suica も駅では普通に改札でタッチすればいいみたい。

さらに分かったのが、Google Pay アプリを使えばモバイル Suica や Edy の専用アプリをインストールする必要がない。私のように先に専用アプリをインストールしてしまった人でも、後からインストールした Google Pay アプリにそれらの設定および残高を引き継ぐことができ、さらに専用アプリは Android から削除しても残高は残ることを確認した。無駄にアプリをたくさんインストールするよりも、一本化できるのがいい。支払い時もアプリの立ち上げは不要だ。

また、このスマートフォンがあると、電子マネー用に持ち歩いていたクレジットカードの枚数を減らせるのも嬉しい。