[映画]『ちはやふる -下の句-』

前回『ちはやふる -上の句-』を復習鑑賞したことを書いた。

[映画]『ちはやふる -上の句-』 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/03/04/film-review-chihayafuru-kaminoku/

続けて『下の句』も鑑賞。

下の句も面白いじゃん!

映画館で『下の句』を観たときは『上の句』ほどインパクトがなくてイマイチだった。でも、改めて観てみると普通に楽しめた。

細かい粗は気にならない。それぐらい「面白いからいい!」という気持ちで観られる。

今回新キャラのクイーンは「団体戦は群れたいだけの人がやるもの。純粋にカルタを楽しみたい人は個人戦をやる」と言っていた。これではたと気づいた。私が読書会に感じていた不満はこれだと。

私が読書会(や映画の会)に参加して苛立ちを覚えていたのが、ちゃんと勉強してくる人がほとんどいないことだった。私としては関連書籍読んだりして読書会に臨むのは、最低限するべきことだと思うのだ。さらっと適当に読んで参加するのって、読書が目的じゃなくて、おしゃべりがしたいだけに思える。読書会は仲良しクラブじゃない。私は勉強しに来たんだ。

読書会に「ナンパ目的に来る人がいる」と不満を言う人がいたけど、だったらあなたは読書目的に来てちゃんと事前に勉強しているんですかと言ってやりたい。

でもね、今回『下の句』を観て思ったのが、人とワイワイ楽しみたいのか、一人で自己実現したいのかは、ライフスタイルや趣味との向き合い方の問題であるということ。どちらが正しいとか、どちらが間違っているとか、そういう問題じゃない。あなたがどちらを好むか、ということである。個人の選択の問題であって、双方の立場から相手を批判し合うのはいけない。

そう考えると、読書会参加がナンパ目的もいいんじゃないかな。目的は人それぞれだから。純粋に「読書をしに来ました」っていう方が少数派だからね。

評価:5/5

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