私は大学生から結婚するまでずっと一人暮らしをしていた。一人暮らし歴 10 数年だから結構長い。

洗濯機は大学生時代は普通の縦型洗濯機を利用していた。乾燥機能はなく、外に干すことになる。大学と下宿先を行き来するのが中心だったので(いつも大学から徒歩5分のところに住んでいたし)、雨の日の洗濯物の心配はあまりしなくて済んだ。

社会人になってからは Panasonic のドラム式洗濯乾燥機を買った。社会人になると家にいる時間が極端に短くなる。洗濯から乾燥まで一気にできてしまうドラム式洗濯乾燥機は「革命」だった。

使っていたのは以下の機種。購入時には9万円ほどした覚えがある。

洗濯乾燥機 NA-VD100L 商品概要 | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic
http://panasonic.jp/wash/p-db/NA-VD100L.html

一人暮らしなのでやや小型のものを使っていたが、ドラム式はそもそも図体が大きい。設置の場合は運び込みから設置まで、部屋や通路の寸法をしっかり計測しておこう。一つ前に暮らしていたマンションでは洗濯機がドアの幅とほぼ同じで、引っ越しの際は無理矢理通過させて大変だった。

さてそんなドラム式洗濯乾燥機を使って5年が経ったけど、妙に乾燥に時間が掛かるようになった。5時間ぐらい掛かることもある。集合住宅で暮らしているから早朝や夜間は洗濯機を利用しないようにしているので、これだけ乾燥に時間が掛かると利用時間が制限されて非常に面倒なのだ。ドラム式洗濯乾燥機は結構音と振動が大きいんだよ。

結婚して洗濯物が増えたので、洗濯機を1日2回動かすのが普通になった。乾燥時間を考えるとそれ以上の回数は難しいので、洗濯物が多い日は次の日に持ち越さなければいけない。それは気持ちいいものではない。そのため、最近は乾燥のためコインランドリーに通う日が多く、その時間がすごく無駄なのだ。

さらにここ3年、年に1度は故障するようになった。排水がうまくできず、ドラム内で水が残ってしまう。毎回同じ箇所が故障してしまう。修理には1万円掛かる。

パソコンでも特にプリンターが壊れやすいが、それは機械式だからだよ。ウィンウィン動かす機械というのはどうしても壊れやすい。おそらく軽く 2000 回以上は動かしてきたであろう洗濯乾燥機も、もう不具合が出てきたのは当然のことなのだ。

ということで、新しい洗濯機と乾燥機を買うことにした。今回は洗濯機と乾燥機を別々にすることにした。私は現在家で仕事をしており、洗濯から乾燥まで一気にする必要性が少ないので、洗濯機と乾燥機が別々でもいい。そして、機械が分かれていると洗濯と乾燥を同時進行できる。さらに数年後には故障するのを前提として、機械を分けたほうが部分的な買い換えができる。

特にこだわりのない商品では、ネットでリサーチして評価の高いもの(そしてできれば安いもの)を買うようにしている。というわけで、洗濯機は TOSHIBA AW-10SD5、乾燥機に HITACHI DE-N60WV を選んだ。

AW|全自動洗濯機(DDインバーター)|東芝 マジックドラム
https://www.toshiba-lifestyle.co.jp/living/laundries/aw_10sd5/

衣類乾燥機 DE-N60WV : 洗濯機・衣類乾燥機 : 日立の家電品
http://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/den60wv/

容量が今までのドラム式洗濯乾燥機が洗濯 6kg、乾燥 3kg だったものが、洗濯機が 10 kg、乾燥が 6kg までとなる。夫婦2人でそこまで大きいものを使う必要があるのかは疑問だけど、小さくて困るよりはマシ、と結論づけた。

そのため機械も大きめ。洗濯機は結局現在のドラム式洗濯乾燥機と同じ大きさで、マンション備え付けの洗濯機台にギリギリ乗る大きさだ。スタンドを使って乾燥機を洗濯機の上に配置するのが一番なんだけど、これは洗濯機と乾燥機のメーカーが同じ場合でないと難しいらしく、さらにスペース的にもスタンドすら置くことができない。というわけで、苦肉の策として乾燥機は洗濯機の前に置くことにした。脱衣所がものすごく狭くなります。でもいいんだよ。脱衣所なんて一日中いる場所でもないし。

乾燥機を床に置くために、床置用スタンドも必要になる。

別売部品 : 日立の家電品
http://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/supply/?accordion=p04

最初はネットで買おうとした。ネットのほうが安く買えると思ったから。だけど、「価格.com」で出てくる安いところは名前も聞いたことがないようなところばかり。私はオンラインの詐欺に2度引っ掛かったことがあるので、大手から買いたい。目先の低価格に引かれて結局損をすることは避けるべきだ。

参考:
話題の Amazon マーケットプレイス詐欺に遭った>< – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2017/05/12/cheated-on-amazon/

ネットで大手のビックカメラやヨドバシカメラなどは価格が高いので奥さんの許可が下りない。ということで、ダメ元でお店に行ってみることにした。実物を見ておくためにもね。

ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、エディオン、ビックカメラなどをまわってみたが、価格がネット以上に高かったりそもそも置いていなかったりする。乾燥機はまったく置いていないお店もある。

書き忘れていたが、買おうとしている製品は洗濯機が去年、乾燥機が一昨年発売されたものだ。調べてみると特に洗濯機は毎年のように新製品が出ている。入れ替わりが早いのだ。だから去年の製品でもお店になかったりするが、だからこそ数年前に発売されたような比較的新しい商品が安く買えたりする。だから、洗濯機は去年の製品を買うことにしたわけ。

しかたないから、ネットの「よく分からないお店」から買うしかないかと諦めかけていたが、ダメ元で最後に行ったヤマダ電機で見つけました。狙っていた洗濯機が展示品処分価格で 72,144 円(税込み)! これは 価格.com の最安値よりも安い価格である。

乾燥機はこの店舗では扱っていなかったが取り寄せが可能ということで、これも狙っていた商品の価格を聞いてみたら、これまたネットより安い。

そんなわけで、洗濯機も乾燥機も両方ともヤマダ電機で購入することにした。

設置費用は洗濯機は無料だが乾燥機は 1,500 円掛かる。現在の洗濯機を引き取ってもらうリサイクル料は 3,564 円掛かるが、6年以内に購入した製品でまだ動く商品なら買い取りをしてもらえる。買い取り対象に該当するので、一旦店頭でリサイクル料を支払い、引き取りの際に査定を行って差額が返金されるそうだ(返金のお金はまた店舗に取りに行く必要がある)。

洗濯機は展示品ということで多少傷が入っていたが、その場で店員さんが傷などを落とす作業をしてくれた。また展示品は整備があるので、自宅に届くのが 10 日ほど掛かることになる。

そして、展示品で説明書がないという。商品配達時にはウェブでダウンロードできる説明書をプリントアウトして付けてくれるそうだ。

私はポイントカードなどという店の奴隷になるようなものは作りたくないんだけど、今回のように洗濯機と乾燥機の2製品を買うので、洗濯機購入で加算されるポイントで乾燥機を割り引きにする、というようなことが可能らしい(7,215 円も割り引きになる)。ということで、しかたなくポイントカードを作ることにした。

ヤマダ電機のポイントカードがアプリ化されていて、アプリをその場でインストールし、会員登録することになる。会員登録ではメールアプリからメールを送る作業が必要なんだけど、私の iPhone はメールアプリの設定をしていなかった。その場でメールアプリの設定をするのは面倒なので、通常の紙のポイントカードをもらえることになった。このあたりのゴチャゴチャゴチャゴチャしたやりとりが面倒だった。ヤレヤレ。

さらに面倒だったのが、支払いのあとインターネット回線の勧誘があったこと。「光コラボレーション」の勧誘で 20 分ぐらいゴチャゴチャゴチャゴチャ聞かされてウンザリ。ヤレヤレ。

もう一つ気になったのが、スタッフが入れ替わりすぎなこと。製品を説明する人、料金・ポイントカードの説明をする人、レジで支払いを受ける人、そしてネット回線の勧誘をしてくる人と、いろいろ人が入れ替わる。最後の勧誘の人はともかく、その他のスタッフ同士できちんと情報が連携されているかが心配になってくる。人が変わることで情報が正しく伝わっていないんじゃないかと思ってしまうのだ。ヤレヤレ。

まあ、そういうイライラもあったものの、安く買えたことだし良しとしよう。

そして、大事な教訓もあった。洗濯機のような新製品の入れ替わりが早い製品は店頭在庫処分を狙うと安く買えることもある、とね。