p64
近代家族の最大の特質とは国家の歯車であることなのだ。

p114
無償でありながら生活を支えるのに不可欠な活動を経済・社会の中にきちんと位置づけるために発明されたのが、アンペイド・ワーク(unpaid work:UW)という概念である。

p158
日本では何でもないこととされる「トートバッグを肩にかけた男性の姿」は、韓国ではしばしば「オカマ」とみなされる。

p208
表現のボタンを積極的にかけ違えることで、いまある世界を攪乱させ、新たな世界の可能性を開くという実践を、クィア(queer)という。[…]クィアは元々「変態」とか「奇妙」という侮蔑語だった。しかし、「『常識』を信じ込んで疑わない人達こそ『奇妙』な人々である」という逆説をつきつけるために、あえてこの言葉が使われ続けている。