中日文化センターの講座見学

以前朝日カルチャーセンターのラテン語講座に申し込み、結局募集人数に達せず開講されなかったと書いた。

朝日カルチャーセンターに入会、講座申し込み
https://dokusho.nary.cc/2019/03/23/registering-culture-school-and-booking-a-class/

[レビュー][カルチャースクール]「役に立たない読書のススメ」
https://dokusho.nary.cc/2019/06/23/review-yakunitatanai-dokushono-susume/

その後ハロー先生を使って英語や南アジア言語を習ったりして、別の形で語学の勉強をした。

現在は南アジア言語の学習は休止しているが、逆に僕がその先生に日本語を教えている。英語で教えるので、僕にとっては英語の勉強にもなっている。

さて、最近あれこれ環境の変化があったので、これを機に以前やろうとしていたラテン語を始めてみようかと考えるようになった。ラテン語を勉強している集団はモチベーションが高いはずだがら僕は心地よい空間だろうし、言語を通じたアカデミックな人脈ができたらいいなとも思った。

しかし初級文法講座があったが、受講料が高い。仕方がないから、初心者も受講可能という購読の講座の受講をすることにした。それなら多少受講料が安いし、初級文法は独学で学べばいい。

ラテン語購読の講座は中日文化センターで開講されている。

中日文化センターの講座は七年前にクリスティー講座に参加している。

[カルチャースクール]「アガサ・クリスティを読む」第1回
https://dokusho.nary.cc/2018/04/09/culture-school-christie1/

今回のラテン語講座は、講座自体は半年ぐらい開講されているが、申し込みは3か月分となる。つまり好きな時期から始めてもいい。月に2回のペースの講座だ。

講座の説明ページによると初回は見学を推奨してある。見学の場合はどうすればいいか分からなかったので、中日文化センターの問い合わせフォームで聞いてみた。

メールで回答があった。このラテン語講座は3か月単位の講座である。支払いは月単位なので、月の途中から申し込み、月の途中で終了するということができない。つまり、例えば4月の1回目に見学して2回目から受講を開始すると4月はすでに1か月分としてカウントされてしまう。後述するが見学は 30 分なので、見学で中途半端に参加した月がフルに消化されてしまう。それを回避するには、参加希望月の前月までに見学をしておいたほうがいいが、僕は前月までに見学はできなかった。そもそもこのような、見学が 30 分だけだとかいったトリッキーな仕組みはメールでは説明されていなかった。

さてそういうことも知らずにとりあえず4月の1回目の講座を参加することにした。事前予約などは何もしていない。

中日ビルは一昨年リニューアルオープンして、完全に別の建物として生まれ変わった。僕はかつて旧中日ビルのオフィスで働いていた。前のボロいビルじゃなくて新しいほうで働きたかったな。

中日文化センターは4階だ。受付で見学したい旨を伝えると、見学の申込書を記入する。そして見学者と書かれた札を首から下げることになる。このとき初めて見学は 30 分だけだと知らされた。先生が許可すれば最後までいてもいいという。このことは公式サイトにきちんと書くべきだ。

スタッフに教室へ案内された。すでに先生や数人の生徒も集まっており、スタッフが見学者が来たと先生に伝える。生徒や先生に挨拶された。

このように完全に見学者は「見学者です!」という扱いを受ける。

以前参加して分かったことだが、やはり参加者はお年寄りばかり。若者は僕だけ。

ラテン語というマニアックな講座なので少人数を期待していたが5人ぐらい生徒がいた。そして生徒も先生もみんなワイワイと話をしている。こういうところに入り込むのは苦手なんだよなあ。

継続の講座であり、普通に前回の続きから始まった。先生、せめて見学者のためにどういうふうに授業を進めるかぐらいは説明してほしい。購読のプリントすら渡されず、僕は無視された状態で講座が始まった。不親切です。

先生は 30 代前半(自分で言っていた)の若い女性だ。先生が若く、しかも自分より年下から学ぶのはいい刺激になる。この点はいいなと思った。

少しはラテン語の概要だけでも勉強してから講座に臨もうと思っていたが、最近ドタバタして時間を作れず結局知識ゼロの状態で参加した。当然講義内容はサッパリ分からない。でもこれまでいくつも言語を学んできたり、大学で学んだ言語学の知識があったりするので、普通の言語と同じ感じの文法体系だということは分かった。適度に単語などをノートにメモした。

先生は大学教員らしく、大学の講義っぽい。これも僕としては好きなスタイルだ。

そうこうしているうちに 30 分経った。さっきから僕をスルーしている先生はやはり何も言ってくれない。最後まで残っても良かったが「最後までいていいですか」と声を上げられる雰囲気ではない。仕方ないので何も言わずにさっと退室した。出るときに特に何も声を掛けられなかった。

受付で首から下げていた札を返して帰った。

講義内容はサッパリだったが、僕なら頑張れば独習で追いつくこともできなくもない。しかし詳細は書かないが、現在は新しい勉強に注力できる生活ではなくなった。講座は「年寄りの仲良しクラブ」的で入りづらい空間だったし、先生もあまり親切ではない。ラテン語講座は参加を見送ることにした。

去年南アジア言語を勉強して以来マイナー言語の魅力に気付いた。ラテン語は僕からすればメジャー言語だ。僕は誰も知らないような言語を学びたい。ラテン語を今始めるぐらいなら、休止している南アジア言語の勉強を再開したい。

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