現在5歳の息子が手足口病になっている。全国的にはやっているみたいだし、こども園のような幼児が集団で過ごす場所に行っているとこういう感染症にかかるのは不可避である。

息子は2か月前にも手足口病になったばかりだった。水ぶくれが手足や口の中に大量にできて、見ていても痛々しい。それが1週間は続く。2か月前は高熱が出たが、今回は平熱のまま。でも口の中の水ぶくれが痛むらしく、食事がほとんどできない。だいたい元気そうにしているのは救いだけど、いつもよりは元気がない。

病院で薬をもらったが、錠剤の飲み薬を飲むのを嫌がり、塗り薬とうがい薬しか使えていない。早く治ればいいんだけど。

一般的に手足口病は軽度の感染症に分類されているらしく、こども園で学級封鎖になるようなことはないらしいが、うちの子が通う園では少しでも水ぶくれがあると登園させてもらえない。だからずっと家にいる。妻が仕事を休んだり、早退して世話をしているが、きのうは仕事が休めない日らしく、僕が1日世話をすることになった。

本題とは逸れるが仕事で「私が休むと大変なことになる」というのは幻想である。会社というのは少々社員が休んでもちゃんとまわるようになっている。「私が休むと大変なことになる」というのは、奴隷根性を植え付けられている(そしてそれを当たり前に受け入れている)からだ。ほんらい、どんどん自己都合で休んで問題ないのだ。サラリーマン時代の僕に言ってやりたい。

さて、1日息子と過ごすことになったわけだが、ちょうどきのうは精神科の予約をしていた日だった。予約をキャンセルしてもよかったが、精神科は最近マンネリ化しているし、医師による体調確認と、心理士による認知行動療法によるお話だけ。要するに僕的には毎月「おしゃべりをしに行っている」という軽い通院だ(裏返せばあまり効果を感じていないということでもあるんだけど)。そういうわけで、気分転換を兼ねて息子も連れて行くことにした。

前述の通り、精神科は医師と心理士の2人と毎回話をする。前者は数分、後者は 30 分だ。前者はともかく、後者の 30 分も息子はじっと待っていられるかなと思っていたがちゃんと待てた。部屋にはたくさんのミニチュアの人形や車が置いてあり、それで遊ばせてもらえたからだ。

医師のほうは、あまりフレンドリーではないタイプの人。というか、一見冷たいタイプだ。おそらく精神科医はうつ率の高い職業であり、先生はあえて患者とは距離を置くようにしているんだろう。子どもに対しても先生は特に話しかけるわけでもなく、むしろ勝手に歩き回ると睨みつけるようにしていた。子ども慣れしていない人かもしれない。

一方心理士の先生は自身が子どもがいるし、息子にもよく話し掛けてくれた。僕と違って先生はある程度ポケモンに詳しいのでポケモン好きの息子も喜んでいた。何より部屋のミニチュアでたくさん遊べたし。

もちろん息子がいるので、シリアスなストレスについての話はせず、ライトな話だけにした。

意外と 30 分はすぐに過ぎた。

なお手足口病ということで一応手袋をさせていた。素手だと見た目が痛々しいし、手足口病は接触感染もするので。

息子は楽しかったと言っていた。たまには精神科に息子を連れて行くのも悪くない。

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