きのうは南アジア言語レッスンの9回目だった。いつもは週末のレッスンだが、初めて平日のレッスン。先生は平日は大学の研究で忙しかったが、今は平日でも OK になったからだ。

つい土曜日に前回のレッスンがあったばかりだから、3日あけてのレッスン。こんなに短い間隔で会ったのも初めてだ。今週末は家族の予定が読めなく、出掛けられないかもしれないので早めにしてもらった。

ただそのせいで、前回レッスンの復習が終わらないまま今回のレッスンを受けた。いつもなら、前回レッスンのまとめをして、それをフラッシュカード化。音声で暗記するためフラッシュカードの音声版も作成。そして(ある程度)暗記してから次のレッスンに臨んでいたのに。家族がキャンプに行ったので、せっかくだからと映画館に行ってしまったのと、体調不良になったりして、結局前日の4時間しか勉強できなかった。

いつもレッスンの最初に前回レッスンの復習をやる。「実をいうと(To be honest)、60% ぐらいしか復習できていないんです・・・」と伝えたが、先生は「じゃあ次回に残り分をやりましょう」とあっさり言ってくれた。

前回同様、今は大学が試験期間中なので学外者の僕は図書館に入れず、カフェでのレッスン。平日の大学のカフェだから混んでいるかなと思ったが、意外とそうでもなかった。

前回は 90 分を試したが、今回はいつもの 60 分。まだ無理はしない。

最近は教科書(英語で書かれたもの)を使ったレッスンが中心となっている。やはり教科書を使ったほうがシステマティックに学べる。ただ先生が言うには、その教科書にはあまりスタンダードな表現が使われていないらしく、先生が結構書き換えて使っている。

最初の頃は単語や表現を覚えることから始めていたが、最近は会話を中心にやっている。文法はあまりガッツリやっていない。会話の中で文法を少しずつ学んでいる感じ。中途半端な文法で学習を進めると、暗記が中心になるので負担が多い。文法は少しずつ自習するようにしている。

少し前はメンタル的に落ち込んでいたせいか、先生のぶっきらぼうな英語やカオスなノートに苛立ちを感じていた。でもここ数回は、メンタル的に落ち着いたからか楽しくなってきた。僕の学習言語に対する理解度が上がってきて、いろいろ質問をできている。英語力もアップしてきているようで、言いたいことをパッパと思うように話せるようになってきた。先生のカオスなノートも「もう、自由に書いていいよー!」と寛容になれてきた。たくさん話せたら、そりゃあ楽しい。先生のことも好きになってきた(女性的な魅力はなぜか感じないので、人として、という意味だ)。

学習中の言語は英語のようなストレス(アクセント)がない。日本語のような声調(トーン)もない。フラットな言語なのだ。だから疑問文だからといって、文末が上げ調子になるようなことがない。さらに、先生の話す英語も結構フラットに発音する。質問されたことに気付かないこともあったが、今ではちゃんと聞き分けられるようになってきた。

僕はここ何年か毎日英語の音読をしているが、それは1日 30 秒程度だった。しかし、今年語学レッスンを受け始めてからは毎日 10 分ぐらい音読している。それを3ヶ月続けたからか、その効果が徐々に出てきている気がする。イギリス英語っぽく喋るコツも少しずつ分かってきた。やはり、最初に目論んだ通り、<英語でその他の言語を学ぶ>ことで、その他の言語だけでなく英語もスキルアップするという作戦は成功しているようだ。

面白い発見があった。英語でも日本語でも、丁寧な表現ほど文章が長くなる。でも、この学習言語では丁寧なほど短い。文化的背景が影響しているのかなと想像する。ちょっとしたことだけど、価値観が揺さぶられる。これまでとは全然違った世界に足を踏み入れている感じが楽しい。世界が広がる。

毎回謝礼は封筒に入れて渡している。特に先生から「封筒はいいよ」と言われないし、何となく続けている。おもてに日付と金額を鉛筆書きでメモしている。先日 ATM でお金を下ろしてびっくりしたが、新札に変わったんだね。新札が出るらしいとは知っていたが、ニュースを見聞きしていないので出回っているとは知らなかった。先生に「新札だよ!」と言ったら、先生は知っていた。あれ、知らなかったのは僕だけかな。

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