ハロー先生ドットコムのレッスンを受けてきた

ハロー先生ドットコムのレッスンをなかなか受けられないことを嘆いた。

ハロー先生ドットコムとの付き合い方をルール化した · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-02-28b_personal-rules-for-taking-hello-sensei-lessons/

もう返事は来ないかなと思っていたら、おととい返事が来てレッスンの承諾をしてもらえた。そしてきのうレッスンを受けてきた。

返事が来ないものと諦めていたところだったから、ちょっと慌てた。ハロー先生ドットコムでのレッスンは初めてだ。名古屋英会話クラブと違って、久しぶりにネイティブとじっくり話すんだから緊張してソワソワした。

参考:
名古屋英会話クラブに行った(2回目) · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-02-19_nagoya-english-conversation-club-2/

一夜漬けで準備しても英語力なんてたいして変わらないだろうが、頭を英語モードに持っていきやすいように前日から英単語の暗記や音読を集中してやったりした。そのわりには映画にも行った。ソワソワしていたので外出したのは正解だったかもしれない。

先生とはメールでやり取りして時間や場所を決めた。僕の家から近い英会話スクールで教えているらしく、先生はスクールに行くついでにレッスンをしてくれるようだ。慣れない場所でやるとますます緊張するので、何度も行ったことがあるモスバーガーをレッスン場所にした。

ハロー先生ドットコムでは先生のプロフィール写真が公開されている。僕は先生の顔がだいたい分かるが、先生は僕の顔が分からない。だからお店の前で待ち合わせた。

先生はイギリス人女性でだいたい僕と同じぐらいの年齢のようだ。

挨拶をして店内へ。僕が飲み物を買っていいか聞いたら先生も飲むという。僕が料金を払ってあげた。

本当は顔を合わせて話すと緊張するから横並びがいいと言ったんだけど、うまく伝わらなかったらしく結局向かい合って座った。平日の朝で店内はすいていたのはよかった。

あとで言い出すタイミングが難しくなると困るので、レッスン料金は先に払った。一応日本式に封筒に入れて渡した。ハロー先生ドットコムは、初回はトライアルとして安い料金に設定しているのが普通だ。その先生の場合は初回は 2000 円で、それ以降は 3000 円だ。レッスン時間は1時間だ。

僕は名古屋英会話クラブに行ったときのレビューでも書いたとおり、フリートークはイージーな表現に流れてしまうので避けたいと思っていた。だからあらかじめ今回勉強したいことを準備していた。せっかくだから、一番基本的な発音をちゃんと習いたかった。英語を勉強し始めて 30 年経つが「通じればいい」と発音は放置してきた。でもやっぱりちゃんと発音を身につけたいし、そのほうがより通じやすくなるはず。だから、自分が弱いと思われる発音をメモにまとめておいた。

でもなんとなく流れで最後までフリートークになってしまった(日本語で会話する以上に、英語だと相手のペースに飲まれやすくなってしまう)。事前にメールでどういうレッスンをしてほしいかを伝えておくべきだったんだろう。

僕は毎日英語に触れている。YouTube やポッドキャスト等の英語番組を家事をしながら聴いているし、調べ物で英語の記事もよく読む。パソコンや iPhone、iPad の言語設定も英語だ。1分程度とはいえ毎日音読をしているし、最近は英単語の暗記も始めた。自宅で映画や海外ドラマを観るときは英語音声のみで観ている。たまにメールや SNS で英語の文章を書くこともある。このように英語は生活の一部なので、それなりに英語はできるほうだと思う。学生の頃は1年イギリスに留学をしていたし。

しかし英会話となるとぐっとハードルが上がる。ぱっといい表現が出てこない。シンプルな返答ばかりしてしまう。微妙な沈黙を避けるためか、先生が一方的にどんどん話しかけてくるので僕から先生への質問ができなかったが、後半になってなんとかできるようになってきた。

英語のレッスンとはいえ、先生を楽しませてあげたい。そのためには先生にたくさん質問をしなければいけない。

そもそも僕は日本語でも人と話すのは苦手だが、でもやっぱり話すための英語のストックが全然足りていないようだ。有意義な会話には自分の話す内容に juicy detail(ジューシーなディーテイル)があるかどうかは大事なことだ。

自分の考えを適切に言葉にできないのは、ライターとして歯がゆいことだ。特に会話表現での表現力が乏しいんだと、自分の弱みが分かったのは大きな収穫だ。そこを中心に今後学習していけばいい。

頭が真っ白になったときに備えて、今回使いそうな表現はあらかじめいくつか考えておいたが、それらはほとんど使うことがなかった。会話なんてどう転ぶか分からないので、そういうものだろう。

僕の話をすると当然映画の話になる。先生は結構映画に詳しいことに感心した。昔 Spice Girls の映画があったことを知っていてビックリした。日本でそれだけ映画を語れる人になかなか会ったことがないので。

特に嬉しかったのは、僕が好きなイギリスのクイズ番組 ‘Countdown’ の話ができたことだった。Countdown は日本では観ることができないので、知っている日本人はまずいない。僕は VPN を使って毎日観ている。番組についてあれこれ話したり、Countdown を紹介する本を書くつもりだと教えてあげたりもした。イギリス人の先生とレッスンを受けれたのは良かった。

ハロー先生ドットコムで不安だったのは、先生の語学教師としてのクオリティーだ。しかしいろいろな先生のプロフィールを見たところ、語学学校にすでに教えていて、その空き時間にハロー先生ドットコムでも教えている先生が結構いるようだ。

今回の先生も語学学校で教えていて、教授法もそれなりにちゃんとしているようだ。教師資格のようなものも持っているみたい。英語の学習法のアドバイスも聞いてみたら、しっかりした手法を教えてくれた。

昼時に近づいて店内が混んできたころに終了となった。もしまたレッスンをするなら僕の語学目標に合わせて自由にカスタマイズしてレッスンしてくれるそうだ。

微妙だったら1回きりのレッスンでやめようと思っていた。そういう気軽さが、ハロー先生ドットコムのような個人同士でやるレッスンのメリットだ。でも、今回の先生は明るく感じの良い、いい人だった。もうちょっと英語を集中して勉強したうえで再度レッスンを受けたいと考えている。

帰宅してからすぐに先生のプロフィールに「おすすめ」ボタンを押しておいた。ハロー先生ドットコムではおすすめマークがあるかないかで先生の信用度が決まる。

レッスンを受けるまではドキドキした。これがしょっちゅうあったら体に良くないだろうが、慣れるのかな。アジア人の先生だと気楽だし(欧米人コンプレックスのせいだろうか)、料金が安いことも多いが、ドキドキするほうが自分の成長に繋がるはずなので、今後また別の先生のレッスンを受けるなら欧米人にしたい。

もともとハロー先生ドットコムは、ドイツ語やロシア語等の「その他の言語」を学ぶために使おうと考えていた。だから例えば、ドイツ語と英語の両方を話せる先生にまず英語のレッスンを受け、良さそうならそのままドイツ語を教えてもらうつもりでいた。英語でドイツ語を教えてもらえば、英語とドイツ語の両方の勉強になるというメリットもある。今回は英語オンリーの先生だったが、それはそれでいい出会いだったし、実際に学びの多い時間を過ごせた。名古屋英会話クラブに参加したときのレビューでも書いたが、新しい人と会うことで刺激を受け、それが生活や仕事の活力になることを実感した。

レッスンの帰りにダイソーに寄った。イギリス人と話して気が大きくなっていたのか、ずっと話しかけようと思っていたダイソーの店員さんに少し話しかけたりした(突然話し掛けたせいで反応は微妙だったが)。僕は成長した気がする。

参考:
ダイソーの奥さん · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2021/09/12/the-wife-at-daiso/

Amazon.co.jp: [完全版]すごい英語独学 eBook : Sakura English: Kindleストア
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