[映画] 子どもと『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』( 15 回目)

きのう 15 回目を観てきた。もう観ないつもりだったけど、なんだかんだで観たくなってしまったので。

今回は4歳の子どもを連れて行った。息子がこども園を休むことになったから急きょ映画館に行くことにした。

4歳には早すぎるかな、暴力的なシーンが多いので大丈夫かな、難しいかな、字幕でもちゃんと分かってくれるかな、と心配していたが、通っているカウンセラーに子どもと行ってみたらいいんじゃないかと勧められたので、あえて行ってみた。暴力的なシーンが多いと言ってもファミリームービーなので血はほとんど映らないし、字幕がなくてもいつも息子は YouTube Kids で海外の番組を見ているしなんとかなるだろうと思った。

失敗でした。

まず早朝の回ということでイオンシネマは「ハッピーモーニング」というサービスをやっていて大人は 1300 円で観られる。平日だし夏休みは終わっているし朝だしすいているだろうと思っていたら、すごく混んでいた。

息子が映画に飽きても楽しめるようにとコンセッションでポップコーンを買うことにしたがすごく長い列だった。映画の上映開始時間を過ぎてやっと購入できたが、場内に入ったのが本編開始直前だったので慌ただしかった。落ち着かなかった。

なおトイレは事前にちゃんと済ませていた。3時間弱の映画なので子どもが途中でトイレに行きたくなりそうなので。それとエアコンが効いているので長袖の上着も子ども用に用意していた。このあたりのことは僕が映画館慣れしているからこそ準備できたことだ。

子どもには「車や電車や飛行機が出てくるよ」と行って連れて行った。乗り物好きの息子なら興味を持てるはずだ。

映画が始まると真っ暗。音量が大きい。それは当たり前なんだけど、以前子どもと行った『映画きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ』では場内は少し明るめだったし、音量は控えめだった。4歳にはびっくりするレベルだ。音量は僕でも大きすぎるなと思ったぐらいだったし。

すると子どもが「いつ映画が始まるの?」と言い出した。

もう始まってるんですけど・・・。

どうやら思ったのと違うらしい。車や電車が出てこないからまだ映画が始まっていないと思っているらしい。「もう映画だよ」と言っても、「まだ映画じゃない」と言ってる・・・。

砂漠での戦闘シーンや空港でのドタバタは子どもも楽しいはずが、「つまんない」と言ってくる。「いつ車が出てくるの?」と聞いてくるので、「あと少しだよ」となんとかなだめた。

この時点で何度も話しかけてきて僕は集中できないし、混雑していたので他の客に迷惑にならないかとハラハラしていた。

カーアクションシーンが始まると、さすがに子どもは楽しめるだろうと思ったら、「面白くない」だそうです・・・。

そういうわけで、カーアクションが終わったら退場した。会話が多くなるそれ以降のシーンでは息子は楽しめないだろうし、ポップコーンも持たなくなっているし、そもそも他の客に迷惑だ。

まあこれまで僕は 14 回観ているので失敗は OK だ。

『トーマス』を観たときでさえ 30 分で出たので、3時間弱の映画ではますます出ることは予想できていた。

出たあとも「こわかった」と言っていた。たしかに真っ暗であの音量は子どもはこわいだろう。こんなに人が死ぬ映像も初めて見るし。

ひとつ字幕について触れる。イーサンに “Email?"(メールでやりとりしているのか?)と聞かれたグレースが “Texts.” と答える。その字幕が「メールよ」となっていた。

texts というのは SMS つまりショートメッセージのことだ。メールではない。メールではないとグレースが言っているのに字幕は「メールよ」となっている。逆だ。字幕の文字数制限の関係であえて誤訳したのか、あるいはおばあさんの戸田奈津子さんはそのあたりのころが分かっていないのか。後者のような気がする。文字数制限の関係なら「SMS よ」にすればいいだけなので。

参考:
[子育て][映画] 『映画きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ』 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/03/12/film-review-thomas-and-friends-the-movie-2023/

評価:3/5

鑑賞日:2023-9-15(金)9:55~12:55
映画館:イオンシネマ長久手
スクリーン:スクリーン8
座席:指定席
料金:1300円(オンライン予約、ハッピーモーニング)
字幕版(字幕:戸田奈津子)
コンセッション:プレミアムポップコーン(ストロベリーキャラメル、550 円)

Amazon.co.jp: 字幕の花園 (集英社文庫) eBook : 戸田奈津子: 本
https://amzn.to/3ZiN37I

関連するかもしれない記事:

「買いました」と伝える

ある著者の方が新刊を出したので宣伝メールを送ってきた。以前も新刊が出たときにメールを送ってきた人だ。

続きを読む

[読書メモ]『「知」のソフトウェア』

p12
本を読もうとするときに、それが自分が死ぬまでに読める残り何冊の1冊たるに値する本であるかどうかを頭の中で吟味してから読むべきである。

続きを読む

[レビュー][メイドカフェ] めいどりーみん 名古屋 大須招き猫前店

メイドカフェが一般化したのは『電車男』が TV ドラマ・映画化されたときだとおもう。僕が大学生の頃だから 20 年前だ。どういう場所かを知ると「自分には到底行けない場所」だった。

続きを読む