息子と京都日帰り旅行2

おとといは息子と京都へ日帰り旅行に行ってきた。6月にも息子と行っているが、今回は前回と違い妻公認の旅行だ。

参考:
息子と京都日帰り旅行 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/06/16/kyoto-with-my-son/

今回京都に行くことにしたのは、母(つまり息子の祖母)と妹(つまり息子のおば)と妹の娘2人(つまり息子のいとこ)が京都に宿泊することになったから。でないと、こんなお盆直後の混雑する時期に旅行なんてしない。

心配していたのは台風だ。ちょうど旅行の数日前に台風が来た。その影響で中止にならないかとヒヤヒヤしていた。というのも、実は先月も母たちに会う予定だったが、僕の体調不良でその時は中止になったから。今回はどうしても外したくなかった。

台風は直接には影響がなかったし天気も曇りだった。台風が来たときは新幹線のダイヤが大幅に狂っていたが、数日で通常営業に戻っていた。普段は日本が好きじゃない僕でも、「日本ってすごいかも」とちょっと思ってしまった。

母たちとは泊まっているホテルの朝食を一緒にとることになった。だから早朝に名古屋を出た。名古屋と京都はのぞみで行けば 35 分で着く距離だとはいえ、7時半集合に間に合わせるために息子を5時前に起こす必要があった。息子との行動には何事も時間が掛かる。余裕を十分に持っておかなければならない。

朝食はホテルヴィスキオ京都という、リニューアルしたばかりの綺麗なホテルでとった。比較的リーズナブルな宿泊料金のわりにそれなりに高級感のあるホテルだった。

ホテルヴィスキオ京都 | 京都駅から徒歩2分[公式ウェブサイト]
https://www.hotelvischio-kyoto.jp/

朝食は大人 3500 円だが、4歳の息子は無料だった。

朝食・レストラン | ホテルヴィスキオ京都
https://www.hotelvischio-kyoto.jp/dining/

息子は初めてのブフェだったが、結局ソーセージ4本や卵系、ジュース、デザートといった、バラエティーの少ないものを食べていた。僕も息子の世話をしたり、妹の小さい子どもと一緒に食べていたりするとあまり十分には食べれなかった。ただもちろん久しぶりのホテルブフェはおいしかった。

さらにガストと同じ猫型ロボットがいた。ここでは配膳ではなく、皿の片付け用のロボットになっていた。もちろん息子は喜んでいた。

朝食後は僕以外は部屋で荷物の整理などをしていた。というのも、レディスフロアでの宿泊だったので僕は入れなかった。ロビーで休んでいた。

COVID による移動の制限で母は息子と数回しか会ったことがない。妹は新幹線で名古屋を通過するときに一瞬(数分だ)顔を見せに行っただけで、実質今回が初めて息子と会う。お互い楽しみにしていたし、実際子ども同士が仲良く遊んでいて安心した。僕は家族限定のパスワード付きウェブサイトを作って、息子の様子を動画や写真で遠方の親族でも見れるようにしている。息子をサイトを通じていつも見てくれている妹の娘は、会う前から息子のファンになっていたようだ。

北関東に住んでいる妹とは別れ、そのあとは母と京都観光をした。乗り物好きの息子のために、嵯峨野トロッコ列車に乗りに行った。京都駅からも近いので行きやすい。

トロッコ列車 | 嵯峨野観光鉄道
https://www.sagano-kanko.co.jp/index.php

嵯峨野トロッコ列車は以前も来た記憶がぼんやりあるが、実質何も覚えていないので初めてのようなものだ。夏休みだからか混んでいた。そして京都らしく外国人も多くいた。帰りの電車で外国人に席を譲られたりした(息子が怖がって座らなかったが)。

トロッコ列車の始発駅であるトロッコ嵯峨駅は、京都駅から JR で来た場合、JR 蘇我嵐山駅の目の前にある。

1時間に1本しか出ていないので時間調整が難しそう。1駅だけを往復しようと思っていた。しかしチケット売り場のおじさんに、それはやめておけと強く言われた。最初の駅までは3分しかないし、ほぼ景色がないのでお金を無駄にするだけだと。「それでもいいです」と言っても相手が譲らない。まあこちらもこだわりがあるわけでもないので、折れて最終駅までの往復を買った。ただし到着駅では5分ですぐ U ターンすることにした。なお、チケット売り場の電光掲示板には「立ち見」となっていたが、チケット売り場で聞くとまだ席が取れた。4歳の息子は膝の上に乗せることで無料となった。

乗車駅ではちょっと変な格好をしたおばさんスタッフがいて、めちゃくちゃな英語を使ったりして案内をしていた。トロッコ列車がやってくると息子は大喜びで、それを見た外国人も微笑んでいた。座席は満席。立って乗る人もいたようだ。

いざ出発というときに、さきほどのおばさんスタッフが掛け声を上げ、しまいには歌を歌いだした。通常なら白けるものだけど、外国人は口笛を吹いたりして盛り上がっていた。このあたりの場の作り方は外国人はうまい。

トロッコは結構キキーうるさいこともあったが、それなりに面白かった。特に、普段名古屋で暮らしていると見れない山の中の景色はよかった。最終駅では5分の短い時間とはいえ、車両の先頭で記念写真を撮れた。

最初の駅に戻ってくるとまたおばさんがいたが、迎えの掛け声は控えめだった。

トロッコ列車での移動中、息子は真剣に外を見ていたが、途中で寝てしまった。何しろ片道 25 分なので。それに景色も飽きてくる。数日前に台風が来たばかりで川の水も濁っていた。大絶景というほどでもないし。まあ、一度は行く価値があるとは思う。

トロッコ嵯峨駅にあるジオラマ博物館に行く予定だったが休日のみやっているようで入れなかった。代わりに無料で入れるスペースに SL が何台も置かれていた。息子が興奮していた。京都駅近くには鉄道博物館があり、そこにも SL があるようだ。京都は鉄道関係の観光に力を入れているのかな。息子とまた鉄道博物館などに一緒に行きたいと思った。

昼食を付近で食べようと思ったが観光地価格で高いお店が多いし、あまり綺麗そうじゃない。何より息子が食べたがるものがない。仕方がないので京都駅に戻って伊勢丹のレストラン街でオムライスを食べた。

時間がなくなり、すぐに母と別れて名古屋に戻ってきた。

心配していた子ども用トイレは、京都駅では伊勢丹7階にキッズトイレがあると分かったのでそれを利用しようと思っていた。しかし、結局ホテルのトイレを使った。トロッコ嵯峨駅のトイレもそうだが、子ども用の使いやすいトイレがなくても、多目的トイレだと拾いし比較的綺麗なので使いやすい。

新幹線は到着を知らせる音楽が以前とは変わったみたい。

時間がなくて京都で食べれなかったアイスクリームを新幹線の車内販売で食べたが、冷えすぎていて固い。息子が無理にすくおうとして床に落としてしまった(代わりに僕のぶんを息子にあげた)。もうちょっと柔らかくしておいてくれないかな。販売員の若い女性もちょっと無愛想だった。

京都駅の新幹線ホームにあった京都土産の自動販売機。 トロッコ列車からの景色。

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