僕はサラリーマンを辞めたので自分で健康診断に行かなければいけない。3年前に一度行っている。

妻は大学事務職員をしており、僕はその私学共済の扶養に入っている。40 歳になると扶養家族は年1回、「特定健康診査」を受けられるようになる。昨年度に 40 歳になった僕はその対象となる。私学共済から受診券が妻に送られてくるので、それを使って受診すればいい。

なお、私学共済の扶養ではなく、国民健康保険に入っている人は国から受診券が届くようだ。

特定健診・特定保健指導について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161103.html

私学共済の特定健康診査は集団健康診査の会場に行くか、個別に対象医療機関に行くかで受けることができる。妻は受診券が届いても書類を数ヶ月放置していた。そのせいで集団健康診査はすべて終わっていたので、個別に行くしかない。妻のいい加減さにうんざりして、僕も行く気がなくなっていた。でも書類をよくよく読んで、年1回無料で受けられることと締め切りが年度末だということに気付いた。そして、健康は大事な資産である。行かなければいけない。慌ててこの3月に行くことにした。

対象医療機関を調べてみると、近くの企業の附属病院が対象だった。行ったことがない病院だし、最近は個人病院ばかりに行っていたので大きい病院へ行くのも悪くない。電話が好きではない僕は直接出向いて予約に行った。

予約してから数日で、事前に記入しておく書類が郵便で届いた。

さて予約日にいざ出撃、と思っていたらちょうど食あたりになった。そのせいで予約日を延期してもらった。

参考:
鶏肉を生で食べた 2023 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/03/18/do-not-eat-raw-chicken-2023/

鶏肉を生で食べた 2023 〜その後 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/03/21/do-not-eat-raw-chicken-2023-2/

そうやって、やっときのう特定健康診査に行ってきた。年度末ギリギリだ。

その病院は健康診査専用のフロアが用意されている。適当に通常業務のかたわらでやっているわけではない。そういう余裕があるためか、平日の朝とはいえガラガラだった。

この特定健康診査は生活習慣病の防止を目的にしているようだ。基本的な検査が多い。体重、身長、血圧など、家でできるような検査はわざわざ病院でする必要はあるんだろうかと思う。

体脂肪が妙に低く、2度計測したりもした。大丈夫かな。

最後に医者の問診もあった。最近息苦しいことがあると伝えたら、継続するなら内科に行くように勧められた。

人が少ないせいかテキパキ進み、30 分程度で終わった。最後に受付で自動販売機用のコインをもらえた。ドリンクを1本プレゼントされるわけだ。ジュースを飲んだ。健康診査に来たのに不健康なものを飲んでしまった。

3、4週間で結果が届くという。

若い女性スタッフが多かったし、すいていたし、ドリンクももらえるし、またここに行きたい。

しかし違和感を感じた。無駄が多すぎる病院だということだ。

スタッフの数が過剰でぼんやりしている人が多かった。世間話をしている人もいる。3分の1の人数でもいいほどだと思った。

この不景気の時代に、景気が良い企業なのかもしれない。でも、無駄なところにお金を使い、貴重な人材を無駄にしているような企業はいずれ衰退するだろう。せっかくのお金を投資する場所を間違っている。ドリンクだってべつにいらない。

とはいっても、若い女性とたくさん話せるので、また来年度もここに行くだろう。

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