離婚届を書いてみた

離婚届というものがどういうものか、書いてみることにした。離婚届を書く必要に迫られているわけではなく、あくまでフィールドワークの一環である。

離婚届の様式は区役所の戸籍を扱う窓口で受け取る。市区町村によってはオンラインでダウンロードできる。今の時代ダウンロードにしてほしい。

平日の昼間に行ったが 15 分ほど待たされて受け取った。

2種類の様式があり、一つはキャラクターが描かれている。離婚届はシャレているんだなと思いながら、窓口を離れてカバンに書類を入れようとして気付いた。受け取ったのは婚姻届だと。

最近は感染症対策で窓口にセパレーターがあるしマスク越しに会話する。聞き取り間違えはよく起きる。年齢が高めの女性だったことだし。

仕方なく再度番号札をもらって待った。今度は 30 分待ちです。

対応したのが若い女性で人が変わったので、先ほど受け取った婚姻届は返却するのをやめておいた。離婚届という、基本的に後ろめたい書類を受け取るために来ている。できるだけ早めに窓口から退避したかった。

今度はやや大きめのはっきりした声で離婚届がほしいと伝えた。

婚姻届は裸のまま書類を渡されたが、離婚届は封筒に入れてくれた。他の人に見られないよう、気遣いはしてくれるようだ。

書き損じしたときのために予備の様式をほしいというと、在庫が限られているのでダメだという。ほら、やはりダウンロード型にしてほしい。

帰宅してから早速記入をしてみた。

僕はたいていの提出書類は、一旦スキャンして iPad に取り込み、Apple Pencil を使って下書きを書く。問題なければ印刷して提出している。スキャン&印刷することで原本とは違う用紙になるが、それで提出し直しを要求されたことはない。特に保育園に出す書類ではそうだ。

ただ今回はツルツルした特殊な用紙なので、原本に記入して提出するほうが無難だろう。結構重要な書類でもあるし。

しかし今回はフィールドワークとして記入するわけだから原本に記入しなくていい。スキャンして iPad 上で記入するところまでをすることにした。

ドキュメントスキャナーでスキャンを始めて A3 用紙だと気付いた。ドキュメントスキャナーは A4 サイズまでしか対応しておらず、A3 用紙をフィーダーに入れるとぐちゃぐちゃになってしまう。慌てて停止したが、すでに遅かった。まあいいです、フィールドワークなので。破れはしなかったので、しわを伸ばせば実際に提出することもできるだろう。

記入は特に難しくなった。協議離婚の場合は証人は2人必要になる。人によっては証人を見つけるのに苦労するだろうが、今の時代、安価な証人代行サービスもあるようだし問題ない。

離婚届って意外と簡単に書けるものだと発見があった。

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