ここ数ヶ月、大学の英文学科時代の友だちと英語でのメール交換を始めた。

英語を書いていて気付いたのが、自分がスラスラ英語を書けていることだ。100% 正しい英語を書けているかどうかは検証の余地があるが、それでも自然にイケてる英語を書けている気がする。僕は物書きとして、「いい文章を書いているとき」は感覚として分かる。そのモードに英語でも入っていることに気付いた。

これは我ながらすごい進歩だ。僕の夢は、自分の文章で世界の人を幸せにすることである。いつの間にかそのゴールに一歩近付いていたのだ!

子どもが生まれてからここ何年か家事に追われていた。家事は保守・整備にすぎない。だから皿洗いや洗濯をしている間はなんとか時間を有効活用しようかと考え、ポッドキャストや YouTube、オーディオブック等で英語を聴いている。それを何年も続けているうちに、英語力がどんどん伸びていたのかもしれない。最近は日に2時間以上英語を聴いていると思うが、「勉強している」というより、「英語で、コンテンツを消費している」という感じだ。

家事とは保守・整備である – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2022/10/16/housechore-is-maintenancing/

もちろん英語は日本語ほど自由自在に書けない。でもだいたい言いたいことを表現できるようになった。英語を話す機会はないけれど、話そうと思えば以前より話す能力も上がっているはずだ。また外国人と話したいなあ。

かといって、これから「さらに英語を頑張ろう」とは思わない。それは間違った戦略である。

英語はそこそこできるんだから伸びしろは少ない。何より英語市場はレッドオーシャンなので、英語ができたからといって、たいして強みにならない。英語はできて当然なのだ。英語を使って何か活動をすることに注力すべきである。

あるいは今こそ「その他の外国語」をやるとよい。フランス語でもインドネシア語でもバスク語でも何でもいい。多言語話者によると、英語は特に難しい言語らしい。その他の言語のほうがもっとシンプルで習得しやすいという。そしてそれらの言語はブルーオーシャンなので、その言語を使えるだけであなたは必要とされる人間になる可能性が高い。

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