イギリスの大学に留学していたとき先生が、「質問するときは stupid questions をせよ」と言っていた。

どんなくだらない、バカバカしい質問でもいいから、ともかく質問することは良いことだということだ。

たしかに日本の大学では「質問はありますか?」と教員が聞いても手が上がらないことが多い。そのわりに、授業のあとで個別に聞きに行く。でも、疑問点はみんなで共有したほうがいい。

アメリカの大学などでも、最初はくだらない質問を学生はするが、そのうちだんだんと質問のレベルが上がっていくという。海外はみんなで授業を作っていく感じがいいね。

そういうわけで、去年は保育園の説明会に参加したりしたときは、積極的に質問するようにしていた。ああいう場ではなかなか手が上がらないので、一番に手を上げるようにした。タイミングを待っているとますます手を上げにくくなるし、結局質問できなかったりする。あとで個別に質問することは避けたいし。

だだし、くだらない質問をすることは、講演会などでは話が別だと思う。講演会は話を聞きに行く場であり、大学のような学習の場とは違う。単に質問者の勉強不足によるくだらない質問は他の人に迷惑だと思う。だから講演会では、くだらない質問は近くの参加者どうしですればいい。それがコミュニケーションになり、コネクションができるかもしれない。

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