今朝は嫌な夢を見たことだし、早めに目が冷めた。いろいろ考えごとをしているうちに目が冴えてきたので、そのまま起きた。3時だった(いつも3時半に起きている)。

最近心境に変化があった。きっかけとして考えられるのは以下の4つだ。

(1)子育てで気付いたことがあった
(2)サラリーマン時代の本を書いている
(3)『ひとの気持ちが聴こえたら』を読んだ
(4)潔癖症について考えが変わった

一つ一つ見ていこう。

(1)【子育てで気付いたことがあった】

うちの子どもはもう少しで3歳になろうとしている。以前から気が付いていたが、他の子よりやや騒がしいところがある。

オムツもなかなか取れない。4月から通うことになった保育園の健康診断に行き、先生から「オムツが早く取れないといけないよ」と言われたが、気長に待てばいいじゃないかと思った。

少々騒がしいことも、オムツが取れないことも、わざわざ矯正すべきことではないと思う。

人と比べることは間違いだし、人と違うところは活かせばいいだけだ。

騒がしいこともオムツが取れないことも、今のところ大きな問題があるわけでもないし。

(2)【サラリーマン時代の本を書いている】

現在はサラリーマン時代のことについて本に書いている。あと少しで書き終わるはずだ。これまで書いた本のなかでもっとも分厚い本となる。

本を書くなかで、自分が何が一番サラリーマン生活で嫌だったかが分かった。それはみんなで寄ってたかって僕を “直そうとする” ことだった。僕が人と違うところや社会人として “なっていない” ところを、直そうとしてきた。

そしてその直そうとする行為は往々にしていじめという形を取っていたのだ。

他の人に直そうとされるほど、会社、そして社会への恨みが強まり、余計に周囲との関係がこじれていった。ますます孤立化した。

これがサラリーマンが嫌で辞めた大きな理由だと思っている。

(3)【『ひとの気持ちが聴こえたら』を読んだ】

最近、『ひとの気持ちが聴こえたら』を読んだ。

[読書メモ]『ひとの気持ちが聴こえたら』(ジョン・エルダー・ ロビソン) – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2022/03/04/reading-notes-hitonokimochiga-kikoetara/

著者が生活で苦労していることに自分も共感することが多かった。著者は、性格は直すべきではなく、受け入れるべきだと書いていた。

(4)【潔癖症について考えが変わった】

僕はもともときれい好きな方だったが、最近の子育てのストレス等で潔癖症がエスカレートしている。

でも、それを直そうとするのではなく、潔癖症をとことんやればいいと思うようになった。そしてその奮闘記を本にしたいという目標も出てきた。『潔癖症奮闘記』というタイトルでもいいかもしれない。

人に直せと言われると、ますますストレスになり、ますます潔癖が気になる。潔癖も極めればスマートに洗練されていく。自然になる。周りを気にしているうちはぎこちないし、挙動不審になる。

もうお分かりだろう。自分の性質は、直そうとしなくてもいい、逆にそれを活かす方法を考えればいい、ということだ。

“問題のある” 性質を持っている人は(社会)生活をするうえで苦労することが多いだろう。でも直すべきだと思わなくていい。

そのためには自分の性質について、よく知ることが大事である。しかも、人に言われてではなく、本を読んだり、カウンセラーと話していくなかで自分で気付くのがベストだ。

例えば、一昨年に読んだ吃音の本で、サラリーマン時代は自分も吃音の症状が出ていたらしいと分かった。それに気付いていればもっと早々と対策ができていたはずだと後悔したが、同時に自分で気付けたのは良かったことだと思っている。そして自分で気付くツールとして、本は最適である。

カウンセリング等で人と話すなかで自分で気付くことも良い。人から「ここを直せ」と言われるのは嫌だけど、カウンセラーに適度に指摘してもらえることは、信頼できる相手ゆえに素直に耳を傾けやすい。

自分の性質を「活かす」のではなく、「周りの人とうまくやろう」と考えればいいと言う人もいるだろう。でも、人と合わせようとすると自分を歪めることになりかねない。とりあえずは「自分の性質を活かすにはどうすればいいのか」に集中すればいいんじゃないかな。

幸い僕の性質は、苦労することが多いものの、社会的に害を及ぼすこともないし、健康に大きな問題があるわけでもないので、そういう方向性で間違っていないはずだ。

朝それに気付いてスッキリした。

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