10 年ほど前に書いた文章が見つかったので再掲してみる。就活におけるライフハックだ。

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就職して1カ月ちょっと経ったが、初心に戻ってみる。

就職活動をしていた間に自分なりに習得した「就活ハック」を紹介する。

(1)提出する履歴書やエントリーシートはコピーを取っておく。

面接の際に、自分が履歴書やエントリーシートに書いたことと矛盾したことを言わないようにするため。面接前にはコピーを読み返して、書いたことを頭に入れておこう。履歴書やエントリーシートに書いたことと全く同じことを言って問題ない。

(2)西暦と和暦を揃えよう。

生年月日や経歴、記入日等で履歴書やエントリーシートに年号を書くことは多い。そのとき、西暦なら西暦、和暦なら和暦で一つの書類で統一しよう。

では、西暦と和暦のどちらがいいか。会社案内に書かれている形式に合わせればいい。たとえば、会社案内に西暦で日付が書かれていたら、履歴書は西暦、というように。

会社内ではどちらで統一するか決まっていることが多い。うちの職場は西暦である。

(3)学生なら大学の授業もスーツで行く。

これは中谷彰宏さんの就活本に書いてあったことだが、スーツに着慣れる練習のためにも、学生なら大学の授業もスーツで行くとよい。スーツは着慣れているかどうかはすぐに見破られてしまう。

(4)試験はスーツで行く。

役所系などの大人数の応募がある筆記試験では、筆記試験に私服で来る人がいる。(3)と同じ意味で、スーツで行くほうがよい。また、意外と試験官の人はあなたのことを覚えている。

スーツを着ていてもカバンだけカジュアルな人がいるが、カバンもちゃんとしたスーツ用のものにしよう。すべてワンセットだ。

(5)面接でしゃべることはマインドマップでまとめよう。

志望理由や自分の長所・短所など、面接試験の定番の質問がある。それらはマインドマップでまとめるとよい。特にマインドマップでなくても、ともかく紙に書いてまとめよう。

メモしたことは文章で暗記しようとするのは良くない。面接中はそれを思い出すことで精一杯。融通が利かなくなる。キーワードだけ頭に入れておこう。

また、いろいろな会社で面接を受けるたびに、つまった質問についてはマインドマップに加えておき、同じ質問をされても困らないようにしておくとよい。

(6)持ち物リストを作っておく。

就職活動に出掛けるときの持ち物リストを作っておくとよい。当日に慌てていると大事なものを忘れる。筆箱やメモ帳に始まり、ハンカチ、チリシなどなんでもリストに書いておこう。出掛ける直前に持ち物を確認しながら、リストにチェックマークを書いていくと漏れがない。そしてスピーディーに準備できる。

(7)大きすぎるスーツケースはよくない。

就職試験前日からホテルに泊まることがあると思う。そのとき持って行くスーツケースは 300 円コインロッカーに入る大きさのものがいい。

試験日当日にコインロッカーを探してウロウロするハメになることがある。前日にあらかじめコインロッカーを探しておくのがベスト。300 円コインロッカーなら簡単に見つかるので、最初からそのサイズのスーツケースにするとよい。大きいコインロッカーはないことが多い。

就活カバンもスーツケースに入るぐらいのコンパクトなものにすると、長時間の移動も楽になる。

(9)就活本は読まない。

就活本は読んでも不安になるだけだったりする。「そんなの無理だよ」と思ってしまうから。僕は最初の頃は読んでいたけど、途中から一切読むのをやめにした。

就活本に書いてあることを守ろうとして融通が効かなくなると問題だ。大事なのは就活を乗り切る思考力だ。

読むなら就職しようとしている業界紙を集めてみよう。

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