保育園は4月の新学期が目前ということで、4月で別の園へ異動になる先生が発表された(チェーン展開している保育園なので異動がある)。さらに退職する先生もいる。

子どもの思い出の一つとして、いなくなる先生と写真を撮ってもらうことにした。保育園絵の送り迎えの際に子どもと一緒に写真を撮ってもらうわけだ。今のところ、そういうことをしている他の親はいないようだ。

私らしく、いつものようにプラスアルファの何かをしたい。そうだ、写真のデータを先生にもあげよう。

以前、日本と海外の若者の写真撮影の違いについて指摘している人がいた。海外だと撮影した写真はみんなで共有する。しかし日本だと各人のデジカメでかわりばんこに撮影する。写真の共有なんてメールや写真共有サービスで簡単にできたりする。連絡を交換することで新たにコミュニケーションが生じる。日本の、個々人の分断した撮影よりも、写真データをみんなで送り合う海外のほうがいいと思う。この議論については、スマートフォンの時代になって状況が変わっているかもしれないが。

そういうわけで私は先生に写真データを渡すことにした。別に先生はいらないかもしれないが、わざわざ印刷するわけでもないから特に迷惑というわけでもないだろう(ここで「迷惑」などと考えてしまうなんて、私も平凡な日本人である)。

撮影した写真は何枚かあるが、特に編集する必要もないので、それらすべてを OneDrive へアップロード。共有用のリンクを生成すれば、その URL を伝えることで写真の共有ができる。もちろん写真のダウンロードもできる。

ただ OneDrive の共有用 URL は長い。メモとして渡すなら短い URL がいい。ということで、自前の短縮 URL サービスを立ち上げ(!)、子どもの名前が入った独自ドメインの短縮 URL を作れるようにした。短縮 URL なんて bitly などを利用すれば簡単だが、独自ドメインで作りたいなどと私はこだわってしまう。

URL へのアクセスがより手軽になるよう、QR コードをラベルライターで作成し、それも貼り付けた。

その他、手持ちの子どもの写真に「ありがとうございました」と文字を入れて、OneDrive のフォルダに追加しておいた。

至れり尽くせりである。

いなくなる先生は何人かいるが、一部の先生には URL を書いたメモを渡した。

そこで重大なことに気付いた。

今までずっと名前を混同していた先生がいたのだ。担任の先生と別の先生を、同一の一人だと誤解していた。つまり、2人の別人物を1人の人物だと思っていた。どおりで矛盾した事象が時々あったわけだ・・・。

だって今の COVID-19 の時世ではみんなマスクをしている。うちの子どもが入園してから一度も生の先生の顔を見ていない。先生の顔は、Zoom 保護者会で見ただけなのだ。Zoom 保護者会の動画をスクリーンショットに撮って、名前付きで一覧を作っていたが(我ながら律儀だ)、その時と髪型や雰囲気が変わっていたりするのも混乱の要因だ。

もともと顔と名前を覚えるのが苦手な私には、マスク越しだとますます区別が難しい。体格や雰囲気などで特徴がある先生なら分かりやすいんだけど、似た感じ同士の先生だと困ります・・・。先生は保育園指定のユニフォームを着ているんだから、刺繍なりで服に名前を書いてほしい。

なお、一緒に写真を撮る際は、マスクを取ってくれる先生もいた。別に無理に外さなくてもいいよ〜。