iPad に Mac 用の Magic Keyboard を接続したら執筆作業がはかどるようになったと書いた。

iPad に Mac 用 Magic Keyboard を接続する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2020/12/30/ipad-with-magic-keyboard/

Magic Keyboard はコンパクトとはいえ、外出先に気軽に持ち出して使えるものではない。キーボードがむき出しなので、持ち運び用のポーチのようなものが必要になるし、そもそもコンパクトといってもそれなりに大きい。

ついでながら iPad を執筆用でなく、MacBook の代わりにもしたい。MacBook を年末に売却したことを書いたが、外出先で Mac を使う状況はめったにないものの、例えば家の中でもコンピューターを置いていない場所で Mac を使いたくなることはある。例えば、FileMaker でのアプリ開発などをしたくなることもある。

参考:
MacBook Pro を売った & 私の Mac 遍歴【2020 年 11 月版】 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2020/11/26/my-mac-history-2/

最近は iPad で Jump Desktop というリモートデスクトップ・アプリを使っている。Jump Desktop で Mac に接続して、Mac でしかできないことをいろいろできている。安いソフトではないが利用価値を考えると十分購入に値した。

Jump Desktop | Remote Desktop | iPad iPhone Android Mac Windows | Collaborative Screen Sharing
https://jumpdesktop.com/

Jump Desktop のようなリモートデスクトップ・アプリをバンバン使うようになると、マウスが使いたくなる。

そういうわけで、コンパクトで、トラックパッド付きの Bluetooth キーボードを買ってみた。

その他の写真はこちら。
https://dokushonary.material.jp/pics/#16125048126747

iPad との接続は、iPad の設定アプリで Bluetooth の設定画面を開く。キーボードの電源を入れ電源のすぐ横のボタンを押すとペアリングモードになる。表示される数字をキーボードでタイプし、Enter キーを押すとペアリング完了だ。すぐに使えるようになる。

やや小さめのキーボードなのでタイピングは慣れるのに少し時間が掛かるだろうが、慣れれば悪くない。

問題としては一部のアプリでは入力を受け付けないことだ。例えば「一太郎 Pad」アプリでは、なぜか入力しても反応しなかった。とりあえず、私が執筆に使うようなアプリでは普通に入力ができたので良しとしよう。

トラックパッドも悪くない。iPadOS でのマウス操作は初めてやってみたが、丸いマウスカーソルが画面上を動くのは面白かった。クリックはトラックパッド上をポンとタップする。クリックのフィードバックがないので、クリックしたかどうかは分かりにくい。

肝心の Jump Desktop での使用は日本語での入力ができない。漢字変換がうまく作動しないので、使い物にならない。

他のリモートデスクトップ・アプリである、TeamViewer で試してみたらうまく日本語入力ができた。なお、リモートデスクトップ・アプリを通じて日本語入力を行うには、ホストとなる Mac の入力モードを英語にしておき、iPad 側で日本語入力モードにする。

TeamViewer を iPad のリモートデスクトップ・アプリとして使えばいいんだろう。しかし、通常の使用しかしていないのに、最近はなぜか「無料プランでの使用制限を超えた接続をしている」と表示され、接続が切れるようになった。海外フォーラムでも報告されており、特に解決策がないようだ。

ということで、別のリモートデスクトップ・アプリを試してみた。そこで見つけたのが Splashtop Personal というアプリだ。

Splashtop: Next-Gen Remote Access & Remote Support Software
https://www.splashtop.com/

ホストとなるコンピューターに Splashtop Streamer というアプリケーションをインストールし、クライアント・デバイス(私の場合は iPad)に Splashtop Personal アプリをインストールすれば遠隔操作できるようになる。

さっそく試してみたところ、日本語入力も問題なくできた。一旦 iPad 上で漢字変換し、確定するとホストの Mac 上で入力される。Mac 上で変換過程が表示されるわけではないのでやや違和感があるが、何とか慣れるだろう。

外出先からのアクセスをするには Anywhere Access Pack に加入する必要がある。月額 550 円、あるいは年 2000 円のプランだから、年間プランの方がずいぶんお得だ。次に外出先から使う機会までに加入を検討しておこう。ひょっとすると VPN を使えば無料で使えるかもしれないので、その実験もしてみよう。

トラックパッドはドラッグができない。マウス・ドラッグができないとなると、Mac 上の操作に制限が多い。ドラッグするときだけ、指で画面を操作すればいいんだけど、どうせならトラックパッドでできないものか。これに関してはネットで特に情報が見つからなかった。同じことで悩んでいる人はいるはずなんだけど。試しに Magic Mouse を接続すればドラッグも問題なくできた。せっかくトラックパッド付きの Bluetooth キーボードを買ったけど、Magic Mouse と併用しようかな。