私はお店のレジで現金を使って払うのが好きではない。現金って煩雑で扱いが面倒だからだ。21 世紀的じゃない。だから、できるだけクレジットカードや電子マネーでの支払いで済ませたい。現金のみの支払いのお店は避けるようにもしている。

ただ電子マネーであっても、チャージが必要なタイプは好きじゃない。常に残高を気にしなければいけないし、チャージ自体も手間だ。Suica カードは電車利用のために使っているが、いつもいちいち駅の券売機で現金チャージするのがバカらしく思っていた。

だから後払い方式すなわちクレジットカード引き落としの、チャージ不要な電子マネーが好きなのだ。

だからこれまで iD を使ってきた。iD は ANA のクレジットカードに付帯したものだが、年会費が高いので最近解約を決意した。

ANA のクレジットカードを解約することにした – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2020/11/26/cancelling-the-ana-creditcard/

ANA のクレジットカードを解約すると iD が使えなくなるが、新しく iPhone SE(第2世代)を買うことにしたので、PayPay を使えばいい。今は iPad で無理やり使っている PayPay だが、iPhone があれば気軽に使えるようになると見込んでいる。

iPhone SE(第2世代)を買うことにした – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2020/11/26/buying-a-second-generation-iphone-se/

PayPay はクレジットカード引き落としができる。しかし、デフォルトの設定では PayPay 残高からの支払いとなっている。PayPay 残高とはチャージされた金額という意味だ。PayPay でクレジットカード払いをするには、アプリを起動し、「バーコード部分>「PayPay 残高」>「クレジットカード」」とタップする。これでやっとクレジットカード払いでの支払いとなる。PayPay 残高での支払いはアプリを起動してすぐできるのに、クレジットカード払いだと3タップ必要なわけ(つい最近まで PayPay は1タップでクレジットカード引き落としにできていたが、アップデートで改悪し3タップ必要になった)。

3タップの手間があるけど、クレジットカード払いができるスマーフォン決済は PayPay だけっぽいから仕方のないことだと諦めていた。

しかし私は誤解していた。

先に要点をまとめると、QUICPay や iD は対応する手持ちのクレジットカードを Apple Pay に登録するだけで使えるようになるんだ(と理解している)。

今までは、QUICPay や iD は特定のクレジットカードを所持していなければ使えないと思っていた。だから ANA のクレジットカードを手放さなかったのだ。だけど iPhone があれば、QUICPay や iD が付与されたクレジットカードを持っていなくても、手持ちのクレジットカードを紐付けてクレジットカード払いできる電子マネーとなる。

要するに、新たに QUICPay や iD のクレジットカードを作らなくていい。気軽にクレジットカードを作れなくなったフリーランスには嬉しい。要するに、iPhone さえあればいいというわけだ。

かざしてお支払い「iD」 | サービス・機能 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/id/

QUICPayご利用ガイド Apple Payの設定方法|QUICPay
https://www.quicpay.jp/guide/iphone/setting.html

私は Apple Pay というものを使ったことがなく十分理解していなかったが、日本で Apple Pay にクレジットカードを紐付けると、iD もしくは QUICPay 払いに割り当てられられるようだ。

日本のクレジットカードには iD 派と QUICPay 派があり、Apple Pay に紐付ける際に自動判定されるらしい。例えば私が持っている楽天カードは QUICPay 派だ。

楽天カード: Apple Pay登場。
https://www.rakuten-card.co.jp/cashless/apple-pay/

Apple Pay をクレジットカードに紐付けるには Wallet アプリで登録するが、楽天カードの場合は楽天カードアプリを使っても登録できるらしい。このあたりの細かい設定は実際にやってみないと分からない。

ややこしくなったので整理しよう。電子マネーには以下の種類がある。

(1)チャージが必要なカードの電子マネー(例:Suica)
(2)チャージが必要なクレジットカードに付帯された電子マネー(例:楽天のクレジットカードに付いている Edy)
(3)チャージが不要でクレジットカードから引き落とされる、クレジットカードに付帯された電子マネー(例: ANA のクレジットカードの iD)
(4)チャージが必要なスマートフォン決済(例:メルペイ)
(5)チャージが不要でクレジットカードから引き落とされるスマートフォン決済(例:Apple Pay に登録した iD や QUICPay)

他にもデビットカードから引き落とされる電子マネーもあったりする。

今回は(5)の存在に気付いたというわけだ。

Apple ストアなどの支払いで使う、Apple Pay に関しては iD や QUICPay を経由しないクレジットカード払いになると思っているんだけど、そういう理解で合っているかな。

というようなことが、分かった。ひょっとしたら間違っているかもしれない。いずれにせよ iPhone が届いて実際に使ってみて確かめてみよう。

iPhone を持つのをやめて以来、スマートフォン決済には興味を持っていなかったが、iPhone を再び所持することにしたのでここに来てやっと始めてみることにしたわけだ。