[読書メモ]『子どもの知能と身体を発達させる噛む力』
p2
今ではむし歯のない子どものほうが多くなり、幼稚園児ではむし歯のある子が 35 パーセント、小学生では 47 パーセントと過去最低になりました。
p19
[むし歯菌は]どこから感染するかというと、70 パーセントは母親、残りの 30 パーセントは父親や祖父母などの家族や身近な人からといわれています。
p50
甘いものは味覚が完成する3歳まではできるだけさけたほうがいいでしょう。
p115
1回の食事で噛む回数の平均は、戦前の日本人が 1300 〜 1400 回程度に対して、高度成長期後の 1980 年代〜 1990 年代の現代人は 620 回と半分以下になっているのです。
p117
子どものころ、よく噛まずに早食いをする習慣をつけてしまうと、肥満になりやすく、大人になってからもその傾向が続くと考えられるのです。[…]人間には、よく噛むと「お腹がいっぱい」と脳が感じ、食欲をおさえるような仕組みが備わっています。/噛むことは脳を刺激し、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防いでくれるのです。
p135
乳歯は表面のエナメル質がやわらかいためむし歯になりやすく、なるとすぐに広がって全体がむし歯に侵されます。
p190
私は校医として小学校検診で撮った写真を、卒業式のときに6年間の記録としてプリントアウトし子どもたちにプレゼントしています。