大人の想像力の範囲で子どもの夢や将来を考えることは、子どもの可能性を大幅に狭めてしまうことを意味します。

自分を卑下するのではなく、素直に「ありがとう」と言うのがいいでしょう。そして、「周りの人たちのおかげです」とか「チームが頑張った結果です」とか「○○さんのサポートがあったからです」といったように付け加えればいいのです。

周りの人の自尊心を高めることができる人を、人はリーダーと呼ぶのです。

F1ドライバーは、壁に激突しそうになったら壁ではなく戻るべきコースのリカバリーポイントを見るように訓練されます。壁を見てしまうと、無意識が壁の方に向かう選択をしてしまうからです。壁ではなく、リカバリーポイントを見るようにすると、無意識がそちらに向かうような選択をしてくれます。

子どもが読書をする目的の1つには「読書を通して物事の判断基準、価値基準を形成する」ということがあります。人格を作っていくためと言い換えてもいいでしょう。将来、大人になったときに、自分自身でいろいろな判断をするための材料集めということです。

飛ばし読みではなく、全文、きちんと読むようにしましょう。

文献を一方的に輸入するという時代は終わりました。いまは双方向に情報を発信し合い、お互いの意見をぶつけ合う、コミュニケーションの時代になっています。一方的に受け入れるだけでは、日本は西欧諸国の言いなりになるだけです。日本の言い分を世界に堂々と主張しなければいけない時代に、いつまでも翻訳教育ばかりしていたのでは時代錯誤もはなはだしいと言わざるをえないでしょう。

一番大事なことは「親が子どもの限界を作らないこと」です。

子どものエフィカシーを高めるための基本的なメソッドに、「うまくいったら『あなたらしいね』と言い、うまくいかなかったら『あなたらしくないね』と言ってあげる」というものがあります。

子どもの能力を伸ばしたいと思ったら、とにかくほめまくりましょう。うまくいくことが当たり前なのだと、子どもの無意識に覚えこませてあげるのです。エフィカシーを高める最強の方法はほめることなのです。

「反論はクレームにするのではなく、データかワラントにする」ということです。/多くの人はクレーム(主張)そのものを否定しようとして、泥沼にはまります。