[読書メモ]『図説 英国の住宅』
- 読書
- 2019/02/14 Thu 07:49
p5
「Home is where the heart is(家は心の宿る場所)」
p6
日本人が生涯において購入する家は平均1~2軒といわれています。
p7
英国人は生涯家を平均5~6軒購入するといわれています。
p8
家の評価は「新しいほどいい」わけではないのです。
p14
ブルー・プラークは 1998 年まではロンドンのみに設置されていましたが、1998 年以降は英国全土が対象なったため、現在 800 枚以上のプレートを英国中で見ることができます。
p30
家の名前をタイトルにした作品が多いことも、英国文学の特徴です。
p30
1765 年に番地制が取り入れられてからは、家の名前は必須ではなくなったのですが、今でも家に名前を付けて表札代わりに掲げている家をよく見かけます。
p62
ヴィクトリア朝時代に鉄道が通り、交通網が発達する以前は、その地で採れる建材を使って家を建てることは至極当然なことだったといえます。
p62
地域で採れるもので建てた家は景色になじんでいるから美しいのです。
p62
英国では、地域特有の街並みを守るために「コンサベーションエリア」呼ばれる保全地域を制定する法律があります。
p63
コッツウォルズは、2018 年現在、イングランドで一番多い 144 のエリアがコンサベーションエリアに指定されています。
p65
英国の地方に行くと街並みや田園地帯の風景を構成している欠かせない存在の「ドライ・ストーン・ウォーリング」と呼ばれる石積みの堀を目にします。ドライ・ストーン・ウォーリングは英国伝統工芸での石積みをさし、石をセメントなどで固めずに石と砕石(さいせき)(石を細かく砕(くだ)いたもの)のみで積む特有の技法です。
p70
「人間には仕事が終わった後にリラックスできる家の存在が重要」
p83
秘密の扉や隠し通路、開けてはいけない扉、入ってはいけない塔など、「開かずの間」があるというのがゴシック小説の重要なポイントです。
p90
「役に立たないものや、美しいとは思わないものを家に置いてはならない」モリスの言葉は現在の私たちにも投げかけられているのではないでしょうか。
p102
ヴィクトリア朝時代の英国では、引っ越した際には、自分から隣人に挨拶をしにいくのではなく、隣人が訪ねてくるのを待つという習慣がありました。
p102
暖炉のような、部屋に入って最初に目にとまる、インテリアの要(かなめ)になる場所のことを「フォーカルポイント」と呼びます。
p104
1851 年に窓税が廃止されると、新しく建つ住宅には窓の数が増え、カーテン、そしてブラインドの普及が進みました。
p106
英国料理は、ほとんどがオーブンで料理されます。
p108
ヴィクトリア朝のアフタヌーンティーのエチケットとして、急なゲストにも対応できるのがよき家庭人、そしてゲストにはお腹を満たして帰っていただくことがあげられました。
p112
ヴィクトリア朝以降、英国では「広い庭」をステイタスシンボルとして求める傾向が強くなり、ガーデニングを趣味の一つとして楽しむ人が増えました。
p112
コンサバトリーとは、ガラスで囲まれた温室空間をさします。
p114
英国では雑誌はスーパーや駅などで販売されます。日本と違い、雑誌は「本屋」には置かれません。雑誌は基本的に使い捨ての読み物であり、本は書籍として保存されるものとされているため、「雑誌」は「本」のカテゴリーには入らないようです。
p116
英国では引っ越した家に初めて人を招くとき、または大がかりなリノベーション後に初めて人を招く際、「ハウスウォーミングパーティー」という言葉をよく使います。
p123
購入したとき、引っ越したときが、その家が一番素敵なのではありません。
p123
「家は人柄を表す」「インテリアは知性を表す」英国には、こんな言葉があります。
【誤植】
p62
誤:「コンサベーションエリア」呼ばれる
正:「コンサベーションエリア」と呼ばれる