2月にルービックキューブの講習会に参加したことを書いた。

スピードキュービングレクチャー会に参加してきた – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/02/05/attended-speedcubing-lecture/

あれ以来今でも練習を続けていて、1分強でそろえられるようになった。

ルービックキューブは覚える量を増やしていくことでどんどん完成までの速度を上げることができるのだけど(ルービックキューブは考えるのではなく「覚える」のだ)、現在新しいものを覚えている最中で、1分以下になるように頑張っている。

スピードを競う「スピードキュービング」は柄がないルービックキューブを使うが、柄付きのルービックキューブもある。すなわち、完成すると各面がイラストになっているルービックキューブだ。

柄付きルービックキューブは、通常通り位置をそろえたあと、最後に真ん中のキューブ(=センターキューブ)を回転させて向きをそろえることで完成させる。

柄付きルービックキューブはお土産屋さん等で売っていたりするが、自分でシール(=ステッカー)を貼ることで自作できる。ということで、オリジナルのイラストで自分だけのルービックキューブ作りに挑戦した。

一番簡単な方法はパソコンでデータを作り、プリンターで印刷する方法。

まずは Illustrator でデータを作って、シール状の用紙に印刷したルービックキューブを作ってみた。

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一見悪くはないんだけど、普通のシールだと触り心地はただの紙。スルスルとすべってしまい、実際にルービックキューブを回して遊ぶには向かないと分かった。ただし、オブジェとして飾るなら悪くない。

次に試したのがシール状になった透明フィルムに印刷すること。これもインクジェットプリンターで印刷できる透明フィルムシールが販売されている。これも実際に作ってみた(柄が違う2種類を作った)。

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透明フィルムだと、前述の普通のシールと違いルービックキューブのもともとの色を活かせる。逆に言えば白色を表現できない。ただし、紙のシールよりはスルスルしないので、遊ぶのには悪くない。

ただ、これはちょっとでも手が湿っているとシールがベトベトする。しばらく使っているとベトベトしなくなるが、それは単にホコリやらが付着しているだけだと思う・・・。そんな感じで透明フィルムシールもオブジェ用ルービックキューブ向きだ。

そして、最終的にはシールを注文することにした。以下の「コスタ」というサービスでは、データ入稿したシールを印刷して届けてくれるのだ。

コスタ | シール印刷のコストを抑えたいならコスタへ
https://cos-ta.com/

コスタはシールのカッティングもしてもらえるが、ルービックキューブの場合はカットなしでシールへの印刷だけをしてもらうほうが都合が良い。カットは自分ですることになる。

なお、ドラえもんの柄のミニルービックキューブを持っていることを思い出し、これを機にこれも張り替えることにした。

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そして、コスタで白のマット合成紙にラミネート加工をした A4 サイズのシールを 1000 円弱で作ってもらえた。なお、Illustrator を用いてデータを作成し、ネイティブデータ(PDF などに変換せず)に Illustrator 形式のまま入稿できる。

データ入稿後、データに問題がないことを確認されると、振り込みで支払いをする。支払後数日でシールが届いた。

まずはこれまでに貼ったシールを剥がす必要がある。3つのルービックキューブのシールを剥がす作業は予想以上に時間が掛かり、さらに手が筋肉痛になりました・・・。

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剥がし終わった3つのルービックキューブ。

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コスタから届いたシール。これをカッターでカットして使う。

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やや小さめの大きさのシールにしたため、カットしたシールを普通に貼れば、周辺に下の色が見えてダサくなる。

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そこでマジックでキューブを黒く塗れば、下の色が見えなくなる。

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マジックで塗り終わったルービックキューブ。

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これでどんどんシールを貼っていく。

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ミニルービックキューブに関しては、もともと真っ黒なのでマジックで塗る必要はない。

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完成した柄付きルービックキューブ。

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拡大写真。

作ってみると、「これは商品化できるレベル!」と思えるほどハイクオリティーな仕上がりだった。

シールはラミネート加工なのでつるつるの表面。当然ベトベトしない。実際に回して遊ぶのもまったく問題がなかった。

単に完成時間を縮めるのを楽しむスピードキュービングもいいけれど、柄付きを回すのも楽しいので、愛用していこうと思う。