[読書メモ]『心理学論文の書き方―おいしい論文のレシピ』

p17
実は、昨日の晩、ふと思いついたんです

p24
片手に現実、片手に理論

p40-41
学習心理学の理論の1つに、正統的周辺参加(legitimate peripheral participation)という考え方があります。寿司職人になりたい若者が寿司屋に勤めて、修行しながら、技術を身に付けていくプロセスなどが、その一例です。店の掃除をしたり、寿司桶を洗ったり、親方が寿司を握るのを見たりと、さまざまなことを経験しながら、最初は周辺的なことを学び、だんだんと中心的なことを学んでいくわけです。

p43
実験者と実験参加者の1人2役を担い、両者を混同せずに長時間の実験を適切に実行

p61
オーブン・トースターでパンを焼くとき、トースターが最初に温まるまでは時間がかかりますが、一度温まってしまえば、2枚目のパンはすぐ焼けます。/人間の頭も、それと同じように、論文のことを考える時間を毎日少しだけしか取れないと、エンジンがようやくかかったときには、次の活動のために中断しなければならなくなったりします。

p184
卒業論文や修士論文などでは、質問紙における1項目ごとの平均値や標準偏差などの1次集計結果を、付表として最後にまとめて掲載することがあります。

p202
文献とは論文の末尾に置かれた単なる添え物ではなく、その論文の内容や水準を如実にあらわしているものだといえるでしょう。

p216
論文を第三者に読んでもらって、その意見を聞くことも論文を書き進めていくときには有効です。このことは、ピア・レビューと呼ばれたりします。

p234
ウスター・ソースはイングランド中部のウスターが原産です。

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