新聞社の取材を受けた

1週間ほど前に新聞社から突然メールが来て、取材をさせてほしいという。私の映画館に関する著書を読んで、映画と配信についての記事で紹介したいそうだ。

もちろんすぐに了解して電話での取材を受けた。電話が好きじゃないので本当は会って話したかったんだけど、東京まで行くのは無理そうだったので電話にした。

30 分ほどの取材だったけど、好きなことについて語れて楽しかったです!

この取材を機に自分の著書を読み返して、誤植を直したり、文章を修正したりして、ついでに改訂版も出しておいた。

最近は頻繁に映画館に行けない身分になったので、「映画館に行く人」から「読書をする人」へ転向したとこのブログにも書いた気がする。それでも月に1、2本は映画館に行っているので、普通の人からしたらよく行く方かもしれない。

一応記事になる前の原稿のチェックをさせてもらえた。私はこういうチェックは不要だと思うんだよなあ。記者が書きたいように書けばいい。でないと、取材対象にまで媚びた文章になってしまうから。

今回掲載された記事だと、私は古い映画館も好きみたいな書き方になっている。でも私は映画館の魅力を手っ取り早く知るなら、やはりシネコンに行くべきだと思う。今のシネコンはどんどん良くなっている。古い映画館に魅力を「見いだす」よりも、一定以上のクオリティが保証されたシネコンの方が映画館に行かない人への窓口として適切だ。

動画配信サービスが増えて映画館に行く人が減るのは避けられないのかもしれない。ネットの普及は「なんでもタダ」だと思いこんでいる人を増やしてしまった。動画配信サービスはタダじゃないけど、定額制なのでお金を払っている気がしない。「家で観ればいいじゃん」と思う人が増えている。

でも、私はライターでもあるのでクリエイターでもある。同じクリエイターとして映画製作者を応援したい。映画の作り手からしたら映画館で観てもらうことこそが一番嬉しいと思うんだ。

私はアマゾンプライムに加入しているのでプライムビデオが見放題だけど、「見たいリスト」がどんどん増えるわりには全然観ていない。結局映画館に行ったり、自分で DVD を買って観る。配信者側にぶら下がって、口を開けて待っているという思想が好きじゃない。主体的に映画を観に行ったり買ったりしたい。これは生き方の問題だ。

この部分は実は取材でも同じような話をしたけど、記事にはならなかったようだ。そういえば、新聞だって定額制を主体としているからね・・・。

スマートフォンの映像がいかに綺麗になっても、テレビがどんどん大画面化しても、それでも映画館の巨大スクリーンや音響には到底及ばない。単純にスクリーンのデカさこそが映画館の一番の魅力だとも言える。

映画館を頻繁に観に行けない身分だけど、映画館通いは私がもっとも愛する趣味である。結局そういう趣味って、誰かに止められても実行してしまうんだよね。いくらでもクリエイティブに方法を見つけてしまうものだ。

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