『ちはやふる -結び-』は4回観ている。

[映画] 『ちはやふる -結び-』 | 読書ナリ
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[映画] 『ちはやふる -結び-』(2回目) | 読書ナリ
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[映画] 『ちはやふる -結び-』(3回目) | 読書ナリ
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[映画] 『ちはやふる -結び-』(4回目) | 読書ナリ
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多くの映画館でもう上映が終了しかけているし、一番家から行きやすいTOHOシネマズ赤池が上映最終日ということで、5回目を観てきた。

平日の朝の回だからか、観客は私一人。貸し切り状態だった。いつもは一番後ろの端に座る私だけど(予約もそうした)、誰もいないようなので、前のほうの真ん中の席に移動。お気軽に IMAX 環境を実現! 普段から前のほうに座ればいいじゃん、と思うかもしれないが、自分の後ろに人がいるとなんだか嫌なんだよ。後ろの端は人がほとんどいないし、スクリーンが見えにくいというわけでもないし、いつも後ろの端を座るわけ。

さて、さすがに5回目ともなると物語のプロットを追うことよりも細部に気を付けて観れるようになった。喋っている人の後ろのほうの人がどういう演技をしているのかを確認したりした。それにこれだけ観てもいろいろ新しい発見があったりするから、映画は複数回観る価値はある。

初回を観た際にも気付いたが、周防久志先輩(留年中の東大生)に太一が「カルタをとってほしい人がいるんです」というシーンで、周防先輩が食べているお菓子はもみじ饅頭だよね。箱からしても「にしき堂」のやつだ。

細かいことだけど、千早の出席番号は 15 番。綾瀬(あやせ)という名字だけど、「あ」の人が少なくとも 15 人いるなんて多すぎないかな。

周防先輩が予備校の授業で、みんなに話し掛けているようで、太一に話し掛けていた。これって映画と同じではなかろうか。「映画が自分だけに話し掛けている!」と思えてこそ、最高の映画だ。

太一は周防先輩に、カルタを好きでもないことを見破られてしまう。好きでもない、だけど続けている。最近は読書会に参加するのがそこまで面白くなくなったんだけど、一応参加している私みたいだ・・・。

「受験かカルタか」問題は、よくある「受験か恋か」問題と同じだと思った。私自身が代ゼミに通っていた時、ある先生が受験か恋か問題については「いいか、恋に走るんだ。受験なんかしてる場合じゃない」なんて言っていた。その時は笑ったけど、今考えると納得する。

受験も大事だけど恋も捨てられない・・・などとモヤモヤとどっちつかずが一番いけない。結局どちらも中途半端になってしまう。中途半端な感情は危険である。何事も決意が大事だ。「自分はこれをやるんだ!」と思えてこそ結果を出せる。受験中に恋を捨てられないなら、恋に全力投球すればいい。逆に受験に専念するぞ、と決めるのでもいい。どちらかだ。それに、恋愛の場合、全力でやれば結構すぐ決着が付く。白黒ハッキリする。恋に走るのが正解かもしれない。

評価:5/5

鑑賞日:2018-5-11(金)10:15~12:35
映画館:TOHOシネマズ赤池
スクリーン:スクリーン1
座席:指定席
料金:1800円(オンライン予約)