[読書メモ]『バスカヴィル家の犬』(創元推理文庫)

p53
世のなかってのはね、わかりきってることだらけなのさ__だれひとりそれについて、多少なりとまともに考えてみたことがないというだけのことでね。

p65
要するにそれがわたしの趣味、得意の分野だからですよ。

p68
しかるに、ホテルに常備してあるペンやインクとなると、これはどなたもよくご存じのように、満足のゆく状態であるほうがむしろ珍しいくらいだ。

p81
どこかボンド街の画廊へでも行って、ホテルでの約束まで、時間をつぶすこととしようよ

p154
先史時代の頭骨をひとつ見つけて、有頂天になっている。かくもひたむきに一つ事に熱中できる人間というのも、めったにあるまい!

p194
私の場合、なにかひとつ取り柄があるとすれば、それはあくまでも常識人であるということであって、どう説きたてられようと、そんな迷妄を信じるわけにはいかない。

p203
ことに、ご婦人がからんでいるとなると、事は慎重を要します。

p253
肝心なのは、なにがあったかを知ることじゃなく、それを証明することなんだ。

p284
わが友シャーロック・ホームズの欠点のひとつは__まあこれを欠点と呼べるとすれば、だが__何事においても、いよいよ事が成就するというそのまぎわになるまで、他人に自分の目論見を明かすことを極端に嫌うという点にある。

p337
世界文学史上、映像化された回数がもっとも多い小説が、『バスカヴィル家の犬』である。

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