[読書メモ]『クルマを捨ててこそ地方は甦る』
- 読書
- 2018/01/23 Tue 07:28
p4
地元商店街では使ったオカネの5割から6割が地元に還元されるのだが、大型ショッピングセンターでは、1割から2割程度しか地元には還ってこない。その大半は、地域外に流出するのだ。
p6
便利だからといって頼り切ってしまえば身を持ち崩す__そんなジャンクフードのような側面を、クルマは持ち合わせているのだ。
p25
「平常時」に着目すれば、2人仲良く並んで歩いているのは全体の6割弱。残りの4割は、せっかく2人で来ているのに「縦」に並んだりしている。
p44
モータリゼーションが進行すればするほどに、かつて鉄道の駅やお城などを中心にしっかりと「コンパクト」にまとまっていた街々が、氷が溶けていくように溶けだし、広く薄く「郊外化」していくことになった。
p46
東京の人たちの移動の実に9割が電車や徒歩だ。[…]地方都市圏でのクルマでの移動のシェアは、実に 58% に上る(平成 22 年時点)。つまり、移動の6割がクルマなのである。
p58
チェーン店でカネを使えば使うほどに、地元が疲弊していく