[読書メモ]『ヒロシマからフクシマへ 原発をめぐる不思議な旅』

pp50-51
オッペンハイマーは現実世界のことは無関心かつ無知だった。新聞も読まず、大恐慌があったことすら知らなかった。

p165
核爆弾を遠い敵国に撃ち込む方法は3つある。「地上発射型ミサイル」に積む。爆撃機に積んで落とす。もう1つが潜水艦から発射する、である。この3つを「核戦略の三本足」(nuclear triad)という。

p166
ソ連~ロシアは通算 245 隻もの原子力潜水艦を建造している、冷戦時代、日本海やオホーツク海は米ソの原子力潜水艦がウヨウヨして、お互いを監視する「海面下の冷たい戦場」だった。

p231
私もまだ 20 代の若者だったので、言い方が舌足らずだったのだろう。

p246
アメリカも失敗はする。だが、失敗したあとの情報公開でリカバーしてしまう。情報を公開することで、国外を含め、広く集合知を募れるからだ。日本のように政府や業界、学界の専門家ムラだけで解決しようとしない。根本的に「情報は本来誰のものか」という立ち位置が違うのだ。

p247
情報公開が進んだ国のほうが、原発事故のような失敗を犯しても「復元力」がある。失敗を公開し、集合知を募るうちに「失敗を繰り返さないためにはどうするか」という「知恵」をつけるからだ。それは失敗を財産に変えてしまう力ともいえるだろう。

【日本語が分かりにくい箇所】
p205
『安全性神話』なんか信用してはいなかった。
→ 神話はもともと否定語的な意味合いなので、神話+否定語は分かりにくい。

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