ノーラン監督ファンとしては期待して観に行ってきた。もちろん、IMAX!

映画『ダンケルク』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

ハラハラしたけど、数年前に流行った、「ただ必死に生き抜く」系の映画。思想がないんだよ。結局「だから何が言いたいの?」と思ってしまう。前作の『インターステラー』とは大違いだ。面白かった、けれど大好きというわけじゃない作品かな。

戦争って嫌だなと思う映画だから、間接的に反戦映画になっていた気がする。戦争で魂が抜けたようになった人達ばかりだもん。先日の読書会の前に観ておけばよかったなあ。

[読書会]『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2017/09/23/book-club-soredemo-nihonjinha-sensouwoeranda/

前作の『インターステラー』が「アメリカすごい」だったけど、本作は「イギリスすごい」だった。

ノーラン監督は相変わらずタイムリミット・サスペンスが好きだなあ(『インターステラー』のようにチクタク音あり)。時間に追われて切羽詰まってる主人公をいつも見る感じがする。

重低音がすごい。体が震えます。本当に戦闘機に乗っている気分になる。4DX 以上に 4DX だし、爆音映画祭以上に爆音だった。

ただ、マシンガンの甲高い音のせいか耳が痛くなってきたので、途中から耳栓を付けて鑑賞(ちゃんと用意しているんです)。映画館で耳栓を付けて鑑賞するのは初めてだったが、そのおかげで耳の痛みを防ぐことができた。

音はあまり良くない気がした。IMAX は音が良くないというのはこういうことなのかな。

時間軸がごちゃごちゃになっているので、しっかり観ていないと混乱する人がいそうだ。

フィルムに付着したホコリを、編集で簡単に消せるのに写ったままだった。あえて消さないところがニクいですね。

せっかくなら戦闘機からパラシュートで脱出する人も見たかったな。結局みんなパラシュートを使いかけてやめていた。

IMAX のカウントダウンはなし。カウントダウンがあるときとないときの違いは何なんだ。

いつも映画館では一番後ろの端に座る私も、今回は期待作なので中央あたりで鑑賞。中央付近は混んでいるから本当は好きじゃないんだけどね。見上げる感じで観た(本作は2時間だが、もっと長い映画なら首が痛くなっていたかも)。

評価:4/5

鑑賞日:2017-9-25(月)11:50~13:50
映画館:イオンシネマ大高
スクリーン:スクリーン 10
料金:1,500円(ハッピーマンデー 1,100 円 + IMAX 400 円)
字幕版(字幕:アンゼたかし)