広島平和記念公園に行ってきた

広島に生まれると、小学校以来ずっと平和教育を受ける。親戚に原爆に遭った人がいたりする。それぐらい戦争について考える機会がたくさんある。広島平和記念公園(略して平和公園)へも何度も行ったことがある。

次回の読書会の課題本が戦争関連の本もであるし、法事で広島に帰省した際に、久しぶりに平和記念資料館へ行ってみることにした。平和公園へ行くことはあっても、資料館の中まで入ることはあまりないからね。

広島平和記念資料館
http://hpmmuseum.jp/

平和記念資料館へは4、5回は入ったことがあると思う。最後に行ったのは高校生の時かな。

観覧料は大人 200 円、高校生 100 円、中学生以下は無料だ。昔は 50 円だったような気がする・・・と思ったら、やはり昨年から観覧料が値上げしている。

広島市 – 広島平和記念資料館の観覧料の改定について
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1449732359363/index.html

現在は本館の改修工事を行っており、改修工事が完了した東館のみに入れるようになっている。

広島平和記念資料館 | お知らせ一覧 | 本館の改修工事を行っています
http://hpmmuseum.jp/modules/news/index.php?action=PageView&page_id=26

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本館を改修工事中。

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リニューアル工事について。

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チケットを購入するとポストカードをもらえた。

今回は改修後でもあるし、年月も経っているし、昔とはずいぶん資料館の印象を受けた。

特に新しいコンピューター技術を使っている部分が増えた。広島市を上空から眺めたミニチュアモデルが昔はあったが、現在はそれがプロジェクションマッピングが使われており、非常に分かりやすかった。

プロジェクションマッピングの動画
https://www.youtube.com/watch?v=uoebJ-RrdHY

タッチパネル式の情報端末が多数用意されており、自分で見たい情報を見ることができるようにもなっている。これが結構な情報量なのだ。全部見ていたらすごく時間が掛かる。写真や動画もたくさん見れる。未来の教科書みたいだなと思った。

タッチパネルの動画
https://www.youtube.com/watch?v=_m-7j7G9Lds

それでも結局は生の声が一番強烈なメッセージを伝えていた。ビデオで原爆体験についての話を聴くのは、結構つらかった。でもだからこそ伝える必要がある。語り部(かたりべ、原爆体験者)が高齢になり、数が少なくなっているんだから、ビデオで残すことは大事だ。

現在はデータ重視の資料館になっている感じがした。海外の戦争博物館に近い。昔の平和記念資料館はもっと感情を伝えていた印象がある。そこに違和感があったんだけど、最近は『弱いつながり』(東浩紀)を読んで、震災やこういった原爆でも、客観的データだけでなく、感情を伝えることも大事だと実感した。

あまり知られていないが、原爆が落とされた「爆心地」は原爆ドームではない。正確な爆心地は原爆ドームから少しずれた場所にある。一応小さなモニュメントが建っているが、近くの裏道に入ったところで見つけるのは難しいかもしれない。

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爆心地。

「おりづるタワー」という新しい施設が去年できた。私も去年行ったが、あれは漂白されすぎている。単なる、鶴を折ったりできる展望台である。何のために建てたんだと聞いてやりたい。1階のお土産屋が広いです。

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おりづるタワー。

土曜日だったこともあり、混んでいてゆっくり見れなかったが、広島に帰省することがあるので、また改装が終わってから行ってみよう。

その他の写真は以下。
https://www.flickr.com/photos/153859077@N03/albums/72157685627827741

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