[読書メモ]『サピエンス全史(下)』
- 読書
- 2017/05/01 Mon 12:28
p76
科学革命以前は、人類の文化のほとんどは進化というものを信じていなかった。
p106
これ以降、ヨーロッパでは地理学者だけでなく、他のほぼすべての分野の学者が、後から埋めるべき余白を残した地図を描き始めた。自らの理想は完全ではなく、自分たちの知らない重要なことがあると認め始めたのだ。
p156
自由市場を信じるのも極端になると、サンタクロースを信じるのに負けず劣らず、無邪気過ぎると言わざるをえない。
p178
現代の資本主義経済は、泳いでいなければ窒息してしまうサメのように、存続するためにはたえず生産を増大させなければならない。
p188
今日、裕福な家庭には、中世の一国にあった時計を全部合わせたよりも多くの時計がある。
p210
1849 年には金が現にカリフォルニアの土の中にあったのに対して、シリコンヴァレーの真の宝はハイテク従業員の頭の中に収まっている。
p221
糖尿病のような慢性疾患の診断を下された人々は通常、しばらく落ち込みはするものの、病状が悪化しなければ、この新たな状況に適応して、健康な人々と変わらないほどの高い評価を自分の幸福度につける。
p269
知識の追求には費用がかかる。