[読書メモ]『「週4時間」だけ働く。』(ティモシー・フェリス)
- 読書
- 2025/01/12 Sun 04:37
昔読んだ本を再読した。
以下読書メモ。
*
p17
周囲の人が人と違うことをしていても、それを許容できるようになっている。なぜなら、これまでの選択肢の多くが(かつては「安全な」選択肢と思われていたものが)もう使うことができなくなったからだ。/何もかも、そしてあらゆる人が挫折したとき、常識から外れた手法をちょっと試してみようとしたとして、犠牲になるものはあるだろうか? ほとんどゼロだ。
p17
経済停滞時には電気などのインフラ料金が割引になるし、一流のフリーランサーが格安のギャラで雇えるし、広告料金も最適価格になるからだ。あらゆる人が楽観的なときには、これらはすべて不可能なことなのだ。
p21
目に見えないメリットはいくらでもある。
p30
タイムマネージメント(時間管理)なんていう時代遅れの考え方をきっぱりと捨てることだ。
p30
「あえて無知でいること」(selective ignorance)、低情報ダイエット(Low-information Diet)を実践する、そして大事ではないことは無視する、といったものだ。
p36
日本人は生まれたときは神道で、結婚するときはキリスト教徒、他界するときは仏教徒になるくらい、宗教観はあいまいだ。私は日本人の大半が深刻なほど生き方に混乱をきたしていると思った。
p48
前提をくつがえせ、ということだ。
p50
デールは、夢かそれともビジネスかという選択ではなくて、水平思考で考えることにした。どちらかひとつだけ、ではなく両方とも選択してしまおうとしたのだ。
p55
私は絶対うまく行く成功法則を伝えることはできない。/しかし、失敗の法則を教えることはできる。/いつでもみんなを喜ばせるようにすればいいんだ。
p55
大衆受けるるものは、たいてい間違っている。
p58
人と違っていることが、より効果的で楽しく思えるようになったら、ますます優位になる。/みんながひとつのやり方で問題を解こうとして、その解答が見えてこないとすれば、そこで疑問を投げかける。逆を行ってみればどうか? うまくいかないパターンに従う必要はない。
pp60-61
生きるためには活動と休息の期限が交互に必要だ。もちろん成功するためにもだ。能力、関心、精神的忍耐はすべてつきの満ち欠けにように強くなったり弱くなったりする。プランはこれに従って立てる。
p61
怠惰を新たに定義し直そう。「怠惰」とは、理想とはほど遠い現状に耐え、成り行きや他人に自分の人生を決めさせること。
p62
忙しくなろうとするのではなく、生産性を高めることにフォーカスしよう。
p62
重大なことを決めるときは、タイミングなどどうでもよくなる。仕事を辞めるのにふさわし時期を待つ? 夜空の星々が1列に並ぶのを待っているのと同じくらいありえない。
p62
「いつかやろう」は一種の病であり、あなたの夢は墓場まで持って行かれて実現することはなくなる。
p62
「いつかは」やりたいと思っているならば、今、それをやろう。途中でコースを修正するのだ。
pp62-63
周囲の人々を悲惨なことに巻き込まない限りは、まず実行してみて、既成事実化してしまうことだ。両親も、パートナーも、上司も、まずは感情的になり、否定してくるだろう。何かが実際に起きてしまえば、彼らもそれを受け入れられるだろうが。もし、彼らが受けるであろうダメージがそれほどでもなく、どんな形になっても回復可能なようであれば、「ノー」と言うチャンスを与えてはいけない。スタートする前ならみんなすぐにストップをかけるが、動き出した後なら横槍を入れづらくなる。いい意味でトラブルメーカーになるんだ。大失敗したら、謝ればいいじゃないか。
p63
すべての自分の弱点を直そうとするよりも、自分の強みを補強する方がずっと有利だし面白い。長所を増強させる「掛け算効果」と、どんなに頑張っても二流にしかなれない弱点修正の「足し算効果」の二者択一ということだ。修理ばかりしていないで、あなたの最強の武器をうまく利用することに集中しよう。
p64
あなたが「量」、「数」、「回数」を求めすぎると、それらはいずれも望んでいないものになってしまう。
p70
同僚たちが自分の BMW やメルセデスを自慢しあうような退屈なディナーにはもう参加しなくていい。
p72
ビジネスモデルに限界が来ているんだ。悪いのはドライバーではない。乗り物が悪いんだ。
p79
最後の楽しみのためにすべてをとっておくなんてやめよう。
p81
もっとも恐れていることこそ、もっともする必要があるのだ。
p82
行動のリスクは何もしないことのリスクよりずっと小さい。
p84
言い訳はたくさん出てきた。
p85
現実的なことよりも非現実的なことの方がやりやすい[。]
p85
本当は、10 万ドルを稼ぐよりも 100 万ドルを得る方がやさしい。そして、8のものを5回狙うよりもパーフェクトな 10 を1回狙う方がやさしいのだ。
p86
とてつもなく大きな目標には、どんな目標にも付いて回る苦境や困難を乗り越える忍耐が必要になり、そのためにアドレナリンが出てくるものだ。だが、現実的な目標は、平均的な野心の域を出ず、それほどやる気が出るものではない。
p86
釣りは人の行かない所でやるのに限る。
p87
愛の反対は無関心、そして、幸せの反対は、これしかない、「退屈」だ。
p93
ゴールは、対話を始めることにある。
p94
『やってみた。失敗した。そんなことは問題じゃない。もう一度やってみよう。また失敗してもいい。今度は上手に失敗できる』。人は信じないかもしれないですね。でも、不可能なことでも、前よりも上手に失敗するよう、勇気を出してくり返しチャレンジすれば、きっとうまくいくのです[。]
p103
遠い未来のことでは行動を起こすのを先延ばしする言い訳になる。
p107
修練の極みとは、結局、簡素なものに向かうことである。
p111
「有効性」とは自分の目標に近づくように何かをすることを言う。「効率性」とは、自分に与えられた課題(それが重要であろうとなかろうと)を可能な限り無駄のない方法でやり遂げることを言う。有効性を無視して効率性を求めているのが、世の中のデフォルトモード [コンピュータの利用者が何も操作や設定を行わなかった際に使用される、あらかじめ組み込まれた設定値] である。
p112
効率性は重要だが、それを正しい対象に対して行わない限り役に立たない。
p114
私は、とわけ仕事のために仕事をする(W4W)(work-for-work)重症のケースだった。
p118
何かで手一杯という状態は何もしていないのと同じように非生産的であり、それ以上に不愉快なことである。仕事を少なくして選択すれば、生産的な道が開ける。少数の大切なものに集中し、残りは無視するべきだ。
p118
時間の渦に巻き込まれるのはかんたんだ。だが、忙しいと感じないでいるのはコツがある。覚えておこう、時間の不足は本当は優先順位づけの不足である。足を止めてバラの香りをかいでみよう。
p121
「パーキンソン」の法則とは、「仕事は、完了するために割り当てられた時間に応じて(見た目が)重要で複雑なものへと膨れ上がっていく」というものだ。
p125
「生産性のある働き方をしているか? それともただ動いているだけか?」
p125
「次から次へと無駄なことをして、それを大事なことができない言い訳にしていないか?」
p125
「献身的に働く」というのは、意味のない仕事をしているのを隠しているのにすぎない。「脂肪」は容赦なく切り取ろう。
p126
時間を多く手に入れるには、やることを減らす、これに尽きる。そこに到達するための道筋は2つあり、両方とも活用すべきだ。① To-do リスト(やることリスト)をつくる。② Not-to-do リスト(やらないことリスト)をつくる。
p130
その日のうちに終わらせるべき重要な用件は2つ以上にしない。
p130
一見、緊急そうなことに出くわしても、自問自答してみる。これをしなかったらどうなるだろう。これは重要なことを後回しにするのに値するだろうか。
p139
私は読書するとき、2時間以内に行動に移せることに値する章しか読まない。
p142
情報はアイスクリームみたいなものだ。「スプーンに半分だけ欲しい」というのは、「ちょっと1分だけネットを見たい」と同じことだ。悪習はすっぱりやめてしまおう。
p143
この本にある情報は重要で今すぐ取り入れるべきものだ。明日でも明後日でもない、今だ。
p144
何かを始めたからといって、必ずしも完了させる必要はない。
p145
退屈で非生産的なことは途中でもやめるくせをつけよう。
p146
私は、嫌なことはさっさと片付けてしまう主義だ。
p146
フィクションを読めば、その日あなたのまわりで起きたいやな出来事を忘れられる。これは睡眠導入剤よりも効果がある。
p147
独自の思考をしなさい。チェスのピースになるのではなく、プレイヤーになるのだ。
p153
緊急事態なんてめったにあるものではない。人は重要度の判定がそれほど上手いわけではないし、時間を使わせて重要に思わせるためにささいなことも大きくふくらませる。
p154
無礼な連中は待つことを学ばなければいけない。
p157
彼は私に対して仕事に集中していないとき、あるいは見当違いなことに集中しているときを見極めるように教育してくれた。それは、上級の顧客から発注をもらうのに足りないものは何か、といったことだった。
p157
周囲の人間が効果的で効率的に働くように教育するのがあなたの仕事だ。
p161
「1回だけやってみよう」という、逆転可能なお試し方法を提案するのだ。
p163
可能ならいつでもこの「姿を消す行動」(disappearing act)を繰り返し、継続的なルーティンワークへと変化するようゆるやかに切り替えていけば生産性が向上することを証明しよう。
p163
スケジュールを組めば、混乱と思いつきから免れる。
p167
一般社員にとっては、目標は必要な情報をすべて入手することであり、可能なかぎり独立した意思決定能力を持つことである。
p170
人々に責任を与えて、あなたたちを信じると告げるやいなや、彼らの IQ が2倍になったように見えるというのは、驚くべきことだ。
p171
私のお気に入りの言葉は「それって合理的ですか?」だ。合理的という言葉にはなかなか抵抗できないところがある。さあ、決断を迫ろう。
p171
上司は監督者であって奴隷の主人ではないということを理解しよう。
p172
不必要なことや重要でないことを招いて、重要な用件を最初から最後まで途切れることなく完了するのを妨げないようにするのがあなたの仕事である。
p173
メールの自動返信と留守番電話を導入し、適切な返答を考えて、回避するさまざまな方法を習得する。
p216
文章に可能な解釈はただひとつであるべきであり、中級レベルの読解力があれば理解できるものでなければならない。
p221
命令されるのではなく命令する心地良さを知ろう。
p228
「忘れないうちに言っておかなきゃ」は、締めの褒め言葉へとつなげるのに便利なフレーズだ。気まずい状態になることなく、微妙な話題から別の話題へとシフトできる。
p229
セットしたら、あとは忘れるんだ!
p229
手順は百通りだってあるだろう。でも、原則というのは少ししかない。/原則というのを理解した人は、自分なりの手順をうまく選ぶことができる。/原則を無視して手順を進める人は、間違いなくトラブルを抱える。
p230
まずは個人宛のメールチェックを始めた。全部で 32 件。すべていい知らせだった。
p234
並外れた成功を収めた企業の大半は、商品を製造せず、顧客サービスもしないということを、大抵の人は信じてはくれない。だが、こうした業務処理を他社のために実行したり、インフラをレンタルで提供したりして存在する会社も、何百とある。成功している企業は、そういった会社をどこで見つけられるのかを知っているのだ。
pp234-235
時給で考えることをベースにしたビジネスモデルの限界からあなたを救ってみせる。
p235
これからビジネスをスタートするなら、まずはサービス産業はやめておいたほうが良い。常に顧客の問い合わせがあるので、なかなか不在にすることができないからだ。
p235
私たちの目標はシンプルそのものだ。それは、時間をムダにせずにお金を生み出す自動操縦の乗り物をつくること。それだけなんだ。
p236
サラは興奮で身震いした。
p239
大体の人間がやることの逆を行けば、リスクを減らした上で利益を増やせるということを実証してみせた。
p240
基本的には、今は、分類されたいって思うわね。それが自分を売るマーケットになるから。
p240
まず、マーケットを見つけよう。顧客を明確にするのだ。それから、顧客に合った商品を探そう。商品がなければ開発すればいい。
p240
ターゲット市場のメンバーになることが大切だ。自分の知らないニーズや、他人が買ってもいいと思うものを推測するのはやめよう。
p244
商品のおもな特徴はワンセンテンスかワンフレーズで説明すべきだ。
p244
低い値づけは目先のことしか見ていない証拠だ。
p245
特別で高級なイメージをつくり、競合品より高い値段をつけることだ。
p245
高価格ということは、手間のかからない顧客を引き付けることができる[。][…]要するに悩まされることが少ない。
p246
オンライン FAQ(よくある質問とその答え)で完璧に説明する。
p247
よくできたオンライン FAQ で十分説明可能な商品を選ぶべきだ。そうでなければ、仕事を忘れる旅行や、ほかの何かをすることが非常に難しくなってしまう。あるいは、あなたの将来はコールセンターのオペレーターで終わってしまう可能性がある。
p250
人生は、待つことではなく、つくることで姿を現すからだ。
p253
ものを売るという意味での「専門家」は、そのドピックについて購入者よりも少し余計に知っている人にすぎない。
p259
「専門家」というのは、あいまいなままメディアで多用されているため、定義が不明確になっている。現代の PR の観点からすると、ほとんどの分野で専門性を証明するためには所属団体、クライアントリスト、執筆実績、そしてメディアへの露出が決め手になる。IQ 指数でも、博士号でもないのだ。
p271
何気ない素振りで、自信を持って言おう。これだけで驚くほど通じやすくなる。
p271
強がってはいけない。緊張していることをはっきりと見せたほうが、相手はガードを下げてくくる。私はよく緊張していないのにそういう素振りを見せる。
p274
人に買うかどうかを尋ねてもだめだ__買うように頼む。それが意味のある返答を受け取る唯一の方法だ。
p303
未来の工場では、従業員は2人だけになるだろう。人間がひとりと、犬が1匹だ。人間は犬に餌をやるためにいる。犬は、人間が設備にさわらないよう監視するためにいる。
p303
もし企業が、恐怖ではなく、愛で結束されていたら、もっとつよくなる……/従業員を最優先すれば、みんな幸せになる。
p304
あなたも、選択肢が2つあるようだということは分かったと思う。いいことを教えてあげよう。いつも通り、3つ目のオプションがある。
p306
私たちニューリッチ(NR)の目標は、できるだけ大きな会社をつくることではなくて、むしろ、できるだけ手間のかからないビジネスモデルをつくり上げることである。
p311
システムが解決策である。
p311
ひとつの機能に特化しているアウトソーシング会社と契約する。
p316
オプションが少なければ少ないほど、収入は増える[。]
p317
顧客に選択肢を与えれば与えるほど、優柔不断を生み、注文は少なくなるだろう。これでは結局害にしかならない。もっといえば、顧客に選択肢を与えれば与えるほど、メーカーや顧客の苦労を多くしてしまうのだ。
p319
やっかいな顧客とは取引しないで、最初から取り除いてしまうことをすすめる。
p319
使う金は最小なのに注文する際には山ほど質問する人物は、買った後も同じことをするだろう。そうした人物をカットすることは、ライフスタイルにとっても、経済的にも良い決断である。
p320
価格交渉に応じてはいけない。大量注文に対する低い価格付けも認めない。
p320
タダでものを配ることは時間ばかり食う客を引きつけることになり、好意に報いようという気のない人間にムダなお金を使うことになる。
p322
世の中の人は、だいたいが正直者なのだ。
p327
視点を変えてものごとを考えてみるだけでは十分じゃない。考えるというのは、まだ受け身の段階でしかない。これまでとまったく視点の違う行動に出る、このくせをつけよう。
p342
最高を望みながらも、最悪の事態に備えていた。
p342
束縛を断ち切るための秘訣はかんたんだった。つまり「許可をもらう」のではなく、「許しを請う」ようにしたのだ。
p343
ニューリッチ(NR)は、お金という単純なものよりも分かりにくいもの__自由な移動性__によって定義されている。もちろん、あらゆるところを飛び回ることは、ベンチャー企業のオーナーや独立した自営業者に限られたものではない。従業員もまた、うまくやれるのである。
p343
日本では、毎日9時〜5時のつまらない仕事に出勤する3つ揃えのスーツを着たゾンビたちを「サラリーマン」と呼んでいる。
p356
人生の大半を職場の小さなブースで過ごしてしまうには、世界は広すぎるのだから。
p361
苦しみに強くなるのではなく、勇気の要ることを行う強さを育てよ。
p363
人生の残りの部分を適職とは言えない仕事にしがみついていることは不可能でもある。たいていの人々はクビになるほどラッキーではない。30 年も 40 年も、つまらないことに耐えながら緩やかに、精神的に死んでいくのだ。
p363
5年前、10 年前、いや 20 年前に下した間違った決断の結果を引きずって、そのまま生きているということを認めるのは後味が悪いものだ。
p364
複雑であることと難しいということを混同してはいけない。たいていの場合、状況は単純であり、行動することが気分的に難しいということが多い。問題とその解決法はふつうははっきりしていて、単純である。
p368
私に成功の法則を教えてもらいたいって? 実にかんたんだ。/失敗の数を2倍にすればいい。
p380
「20 年から 30 年の通常の隠居生活を、すべての人生にもう一度振り分けてみたらどうだろうか? すべてをあとに取っておくというのをやめてみたら?」
p382
サバティカルリーブ(大学教授などに与えられる長期有給休暇)
p383
自分のなかにずっと引っかかっているものがチャンスになる。
p383
帰りの便のことは考えず、自分自身を再発見するのだ。
p369
成功は次の成功を呼ぶのだ。
pp394-395
ただ、直視してほしいのだ。あなたの家や人生のなかに、自分が使わない、必要としない・特に欲しがってさえいないモノが山のようにあることを。それらは衝動買いによってあなたの家に漂流してきたガラクタでしかなく、有効な使い道はどこにも見当たらなかったはずだ。これらのガラクタは、自分を優柔不断にさせ、気を散らせる。注意力を奪い、のびのびとした幸せを、目先の雑用へと変えてしまう。あなたが気づいていようがいまいが、そういうことなのだ。陶器の人形でも、スポーツカーでも、ボロボロの T シャツでもいい。そららが、いかに自分を巡る不要物であるか。そのことを実感するのは、実際に処分してしまうまで、不可能なことなのだ。
p396
私のアパートに 40% の新しいスペースが生まれた。その表面には今まで触ったことすらなかった。それは余分にできた物理的スペースではなかった。余分にできた精神的なスペースだった。以前はまるで 20 くらいある関心事に同時に取り組んでいたのが、今はわずかひとつか2つだ。私の頭はすっくりと整理され、ずっとずっと幸せになったのだ。
p399
人生における最大のリスクは、失敗ではなく後悔、つまりチャンスを逃すことだった。嫌なことをしながら過ごした数年を取り返すのは、不可能だった。
p402
自分の国でミニリタイアメントを取ることもできる。だが、社会的に強要された重荷を同じように背負う人々(つまり9時―5時の人間たちだ)に囲まれていれば、変化への挑戦はあっけなく阻止されてしまうだろう。だから、私は海外を選ぶことをすすめているのだ。
p404
自分の時間の 80% を占めていて、全所有物の 20% にあたるののはどれか? それ以外の 80% にあたる服、雑誌、本、そのほかすべてを処分しよう。非情になることだ。それなしでも生きられるものなんて、いつでも買い戻せるのだから。
pp428-429
家の外にいる小鳥のさえずりで目を覚ます。
p430
自分を抑圧することをやめ、何でも先送りにする習慣から脱出することは重要だ。
p431
時間が足りない世界から時間があり余る世界へと切り替えるのは、3倍の濃さのエスプレッソを、カフェイン抜きのコーヒーに替えたくらい味気ないように思うだろう。
p431
オフィスはいろんな意味で快適だ。まずいけどタダでコーヒーが飲めて文句もいい放題、うわさ話に花を咲かせて人の不幸を憐れむ、E メールで送られてきたふざけたコメント付きのくだらない動画を見る、時間だけムダにして何の成果もなく、無駄話で笑うだけの会議に参加する……。仕事そのものは死んだも同然だろう。しかし、そこにある人間関係のネットワーク(社会的環境)に私たちは囚われている。
p431
自分の存在意義や社会的立場を問われることを恐れてはいけない。
p436
初めて海外旅行するアメリカ人は、たいていある発見をして驚く。ここ 30 年であらゆるものが進化したのにもかかわらず、外国の人が未だに外国語を話していることだ。
p437
違う環境に自分を置くことは、あなたの偏見を映し出す鏡に役割を果たす。そして欠点を矯正しやすくする。私は、旅行するときは必ず何か特別なスキルを身につけようと決めている。
p438
言語の習得は特筆すべきものだ。これは、文句なしに思考を研ぎ澄ますためには最高の行動である。/その言語を理解せずしてその文化を理解することは不可能であることもあるし、新しい言語を習得することは、自国語を、つまり自分の考えをより深く意識するようにしてくれる。外国語に精通することのメリットは、その難しさが過大評価されているのと同じくらい、過小評価されている。
p440
大人は、いつも子どもに「大人になったら何になりたい?」と尋ねる。/なぜなら、大人はアイデアを欲しがっているからだ。
p443
漠然とした自信喪失は、ほとんどのものを傷つけてしまう。紙に書いて明確にし、探ってみよう。
p444
不安要素を記録することは、いくらか頭の中から取り除くこともできる効果がある。
p446
これまでに達成したことで一番誇りに思っていることは何か。
p448
もしあなたが間違いを犯さなかったら、あなたはその問題に一生懸命取り組んでいないということだ。それこそが大きな間違いなのだ。
p453
あなたはいずれ死ぬということを思い出すことは、何かを失うのではないかと考えてしまう罠から逃げる一番の方法です。
p454
すべてのルールと制限は、自分自身がつくるものなのだと自覚しよう。
p454
人が何を考えているかを心配するのはやめよう。
p461
大きなことをやるためには、ちょっとした災難は放っておかなくてはいけない。
p462
メールの受信箱で見つけた問題はパソコンをシャットダウンしたあと何時間も何日も頭のなかに残り、「自由時間」を台なしにしてしまう。それは最悪の状態だ。リラックスもできないし、何の生産性もない。仕事に集中するか、そうでなければほかの何かに集中する。中途半端はダメだ。/集中しない時間は意味がない。だから大事なのは時間よりも集中力だ。
p462
世界中を旅しているときに小さなトラブルが起きたとしてもそのままにしておく習慣を身につけよう。
p463
小さな問題が起きてもそのままに、大きなことを実現させる。そういう習慣をつけよう。
p464
自分が損したときと同じ手段で損失を取り戻してはならない。
p465
自信喪失やうつ症状に陥る普遍的原因/自分が嫌いな人に良く思われようと努力すること。人に良い印象を与えるのはけっこうなことだが、それをするに値する人、つまり自分が見習いたいと思う人に対してでないと意味がない。
p465
友人や愛する人との食事の時間が幸福の直接の指標となる。
p465
自然と笑顔がほころぶような、なごやかな気持ちにさせてくれる人たちと一緒に過ごそう。
p467
反応不良(医学用語で治療や投薬による効果が薄いこと。ここでは思ったような結果が得られないことを指す)
p468
いい時代にも悪い時代にも、チャンスは山ほどある。つまり、従来の発想が役に立たなくなたときこそ、チャンスは大きく広がるのだ。
p469
30 か国以上を旅行した経験から、私は芸術的なまでに荷物を最小に抑えることができるようになった。
p469
私は BIT と命名した方法を実践している。BIT とは、現地で調達する(Buy It There)方法だ。
p474
たとえメール受信箱のチェックは 30 秒で済むとしても、それは以降 48 時間ずっと頭がいっぱいになり、せっかくの週末が台なしになってしまうだろう。あなたには、時間はあっても集中ができない。だから、時間には実質的な価値がないのだ。
p477
このプログラムは、ブレスレットを片方の腕につけて、不満を言うたびにそのブレスレットを別の腕に移すというものである。目標は 21 間不平不満を言わずにいること。失敗したらリセットされる。
p479
GTP(Getting To the Point/核心をつく)
p479
E メールチェックは依存症のようなものだ[。]
p480
優先順位をつけなければ、すべての案件が至急で重要になる。1日に最重要案件を1件決めておけば、至急かつ重要案件はないに等しい。
p481
僕はアメリカ大統領じゃないんだから。夜の8時に僕を必要とする人なんて誰もいないんだよ。
p481
仕事で心のすき間を埋めようとしてはいけない。
p482
ニッチは新しいビッグチャンスだ[。]
p483
徹底的に測定してみよう。ピーター・ドラッカーが述べていたように、「測定できるものは管理できる」のだ。
p485
科学や法律以外の「ルール」なんてものは、たいていただの習慣にすぎない。だから同じ業界の人間がみんなそうしているからといって、あなたも同じ支払い条件にしなければならないという理由はない。
p485
時間はベンチャー企業が持っている最大の資産である。
p486
通常、繰り返しは不要である__良い広告は1回で効く[。]
p488
顧客が常に正しいとはかぎらない__手がかかりすぎる客は「クビ」だ[。]
p516
自分の人生をタブラ・ラーサ(ラテン語で「何も書かれていない磨いた板」を意味し、ここでは「先入観なしにやり直す機会を得ること」)の状態にすることができたんだ[。]
p520
小さく始めて、大きく考える(Start small, think big)[。]
p520
いろいろなものを捨てて自分が熱中できるものに集中する[。]
p520
誰が何と言おうと、自分が熱中できるものにこだわる。
p522
21 世紀のアメリカでは、私たちは一生懸命働いてはいけません。その代わり、「週4時間」の原則に従ってよりスマートに働くべきです。そうすれば本当の意味で新しいアメリカン・ドリームである「自由」を勝ち取ることができます。自由こそ私たちの人生でもっとも貴重な財産である「時間」を楽しむためのものなんです。
pp528-529
僕は時差が9時間あるノルウェーにいるときが一番完璧な時間帯だと思っている。ある意味、未来の時間にいるようなものだ。私の上司が起床した時間には、僕の1日はほぼ終わっているからだ。
p530
どうやって彼らが退職金や年金を使って、この土地で王様のような暮らしをできるようになったかを教わることができたんだ。
p541
W4W(仕事のために働く)
p569
リパーパシング(二次利用)
p569
多くの製品は、試作品の段階で止まってしまう。発明家は製品を販売するためのスキルや財産がないからだ。
p576
マイクロテスト(ユニットテスト。小さな単位で行うテスト)
p587
選んだ教材は、最短で私の目的地へ辿りつかせてくれるだろうか?
p590
英語では、「もっとも頻繁に使われる単語」は「もっとも共通して使われる単語」として用いられているが、これは誤りだ。つまり、書き言葉と話し言葉のボキャブラリーの違いが、ちゃんと区別されていない。
p610
「投資」という定義は、「アセット・アロケーション」から「ギャンブル」まで幅広い。言い換えれば、「投資」という用語は、使い古されてしまったために無意味なものになってしまったのだ。
p612
株に投資することが「ルーレットで赤にすべて賭ける」のと同じくらい安全なものだという間違った解釈をしてしまったようです。
p612
僕の罪は[…]長期投資しようという株主の感情をかき乱して、短期投資に仕向けたことなのです。
p615
サンタがやってこないかなとワクワクしながら待っている7歳の子どものようだった。
p615
「エレベーター・ピッチ」(エレベータ内で顧客に偶然会ったとき、エレベータの扉が開くまでの短時間で自分の会社(の商品)や自分自身を説明すること)
p619
夢を先送りにする生き方が主流の世の中
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