日本語レッスン(2回目)「電子辞書は初めて見ました」

南アジア言語の先生に、逆に僕が日本語を教えることになったと書いた。

日本語レッスンを始めた「いつも駅で困ってますね」
https://dokusho.nary.cc/post/2025/2025-02-24_japanese-lesson/

先日また日本語レッスンをしてきた。2週間ぶりとなったのは、先生(今回は生徒。以降生徒、あるいは彼女と呼ぶ)の体調不良のため1回休みとなったからだ。

毎回生徒がちゃんと来るか心配する。これまで2回寝坊で来なかったことがあるからだ。今回は 15 分遅れでやって来た。僕は 30 分前には来ているし、遅刻連絡ぐらいしてほしいんだけどなあ。まあ外国人と時間感覚が違うのは普通なので特に怒ったりはしていない。

彼女は日本語テストの内容をこれまであまり把握していなかったらしく、「会話だけじゃなくて、読み書きもちゃんと勉強しなくてはいけないと気付いた」と言っていた。試験内容ぐらい把握しておこうよ。

冒頭リンクの前回レッスンのレビューでも書いたが、彼女は1年半日本に住んでいながらほとんど日本語ができない。たしかに日本語は難しいのは分かる。でも半分諦めている感じなのだ。例えば「日本人だって辞書で言葉を調べる必要があるほど、日本語は難しいんだから」「日本人だって漢字をすべて覚えているわけじゃないんだから」と言う。生徒が諦めていると、教える側までやる気がなくなってしまう。

ひょっとして無料で教えているのが問題なんだろうか。僕が日本語を英語で教えることで英語の勉強になるから、レッスン料はいらないと言ってしまったが、タダで学ぶから真剣度が落ちるんだろうか。身銭を切れば普通の人は真剣になる。

今回、‘Don’t make excuses not to study Japanese.’(日本語を勉強しない言い訳をしたらいけないよ)とちょっと強めに説教をしてやろうかと思っていたが、ふんわり楽しく話をしていると説教はやめておくことにした。僕だって強制されるのは嫌だ。僕が日本語の勉強が楽しくなるように工夫をしていこう、と。

さて、今回は先日買った電子辞書をさっそく持参した。そしてちゃんと電子辞書の出番があった。「友達」の「達」の右側は「幸」かどうかを調べる必要があったからだ。よく見ると「達」の右側は「幸」より1本棒が多かった。彼女はこういう電子辞書は初めて見たという。最近の高校生や大学生は電子辞書を使っているのかな。

電子辞書を買った
https://dokusho.nary.cc/post/2025/2025-03-02_bought-an-electronic-dictionary/

日本語レッスンとは関係ないが、彼女から南アジア言語を教わっていたときに僕の名前の書き方をちゃんと教わっていなかったことに気付いた。そこで自分で書いてみて、「これで合っているか」と見てもらった。ちゃんと合っていた。これで堂々と名刺に書けるね。

僕が無料で日本語を教えているので、彼女は改めて英語を教える時間を作ってもいいと言っていた。でも彼女からは decent な(=ちゃんとした)英語は学べないと思っている。以前イギリス人の先生に英語レッスンを受けていたときは、プロの先生ではないにしろ、結構ちゃんとした英語を使ってくれていてそれが勉強になった。しかし今の相手は国の公用語が英語で、たしかに問題なく英語を使っているが、よくよく聞くと文法的には間違っていることがよくある。WhatsApp でのテキストのやりとりも、どちらかというと僕のほうがちゃんとした英語を書いているぐらいだし。

むしろ彼女に会う前に、自宅で自習することのほうが役立っている。英会話は感覚を取り戻さないと話せない。丸腰では臨めないので、ある程度普段から英語の勉強が必要だ。だから、毎日の英語の勉強を欠かさないようにしている。これが一番僕の英語力アップに役立っている。

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