[映画]『TATAMI』

確定申告が終わった自分へのご褒美として映画館へ。

予告編を観たところ普通と違う感じがしたので、期待して観に行った。

映画『TATAMI』公式サイト
https://mimosafilms.com/tatami/

アメリカ・ジョージア合作映画。

もう二度と観たくないようなおそろしい話だったけど、現時点で今年ナンバーワン映画だ。

白黒でスタンダードサイズなのが面白い。

最初に大会前の身体測定で 20 分以内に 0.5kg ぐらい体重を落とさないと出場資格を失うと言われて必死に自転車を漕ぐ。文字通り命を削って大会に掛けていると分かる。冒頭からグイグイ引き込まれた。

観ていて無駄に手に力が入る。

全く笑わないコーチがこわい。

イランこわい。

医療スタッフのおじさんが毒でも盛るんじゃないかとこわい。

この映画はひたすらこわくてドキドキする。

なぜイスラエルとの対戦がダメなのかは理由がよく分からなかった。

「イラン=悪」「イスラム=悪」という図式ありきなのが気になる。プロパガンダ映画のにおいがプンプンするが、まあ良しとしよう。エンドロールでも ‘Fuck Arab’ という曲があると気付いた。

絶望的な気持ちになるが、コーチとの和解は救いだ。

ヒップホップっぽい音楽は中東では自由の象徴みたい。別の中東映画でもそうだった。

こういう自由を求めて闘う話は好き。イスラム女性の象徴であるスカーフを脱ぎ捨てたりするのは、ちょっと安っぽいかな。「それでも脱ぎ捨てることができない」といった葛藤がほしい。

葛藤と言えば、主人公があっさり大会の職員に脅迫を受けていることを告白してしまうのは違和感があった。家族を守るために最初は告白できず嘘をついてしまう・・・といった葛藤がない。最初から闘う気満々だ。

イラン人が主人公なのでペルシャ語がたくさん出てくる。ペルシャ語の文字は僕は読める。公式サイトのタイトル下の文字はそのまま TATAMI と書かれている。

エンドクレジットの Executive Producer の名前が 15 人ぐらいいた。

僕以外の客は3人。

評価:5/5

鑑賞日:2025-03-05(水)11:10~13:05
映画館:イオンシネマ豊田 KiTARA
スクリーン:スクリーン4
座席:指定席
料金:1200 円(オンライン予約、月イチクーポン)
字幕版(字幕:間渕康子)

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