[映画]『知らないカノジョ』

公開初日に行ってきた。ポスターがいい感じだし、ちょっとひねりがありそうなロマンスなので期待していた。

映画『知らないカノジョ』公式サイト
https://gaga.ne.jp/shiranaikanojo/

安っぽい。改めて最近観たイギリスのテレビドラマ ‘The Split’ がいかにレベルが高いかに気付いた。

マルチバースものだとすぐに分かる。でも何年か前にはやって量産されたので、それを今やるのは古い。単に出遅れただけのように感じる。

今の時代ノートに小説の原稿を書くかな。

ホワイトボードを使った説明やら、話の筋としても『バック・トゥ・ザ・フュー』のマネだ。

みんな演技が嘘っぽい。それが安っぽい大学キャンパス(どこの大学だろう)の建物とマッチしていた。

ヤンキー映画。

デビューを目指して、レコード会社にデモテープを送るとか、出版社に原稿を送るとか、前時代的だ。今ならウェブで個人発信しないと。

スマートフォンが活用されていないところも違和感がある。今の恋愛では必須でしょう。

元の世界に戻るためのロジックが説得力がない。

週刊誌は基本的に悪いものとして描かれている。フジテレビ制作の映画のようだから、ひょっとしてフジテレビ的には週刊誌は嫌いなのかなと思ってしまう。

長く感じる。30分ぐらい短くしてもっとタイトにしてほしい。

一度はストーカーの疑惑があった人に心を許すのは変だ。心境の変化となるよほどの動機が必要だ。「主人公の心境の変化」は映画の重要ポイント。重要なことなのにその点が弱い。

タイムトラベルものやマルチバースもの映画の結論はいつも同じだ。結局僕らには「今ここ」しかない。今ここを一生懸命生きろという社会学のコンサマトリーの考えだ。

ルックスが微妙な女の子が悪役になっていたのが「ブスは悪役」といったルッキズムのように思えて嫌だった。どうせなら、主演女優ぐらいの美人を悪役にすべきだ。

よく知らないけどあの女の子は本物の歌手ってことだよね。男の側は出版社に原稿を送ってボロクソに言われたというシーンがあるが、女の子は歌が下手だとか言えるわけがない。だからレコード会社にテープを送らなかったという描写止まりだ。そういう変な忖度があるから生ぬるい。

不満が多いが最後はちょっとウルっとしたし、それなりに楽しめたかな。

入場者特典として、フィルム風のカードをもらえた。

平日で客は少なめ。珍しくやや後方に座った。

ここの映画館はいつも小さい講堂ばかりだったから、初めて広い部屋で観た。スクリーンがすごく大きく感じる。ただし今回観た映画は大スクリーン観るに値しない。

評価:2/5

鑑賞日:2025-2-28(金)12:30~14:40
映画館:イオンシネマ豊田 KiTARA
スクリーン:スクリーン6
座席:指定席
料金:0円(オンライン予約、6ミタ無料鑑賞クーポン)

Amazon.co.jp: バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 30thアニバーサリー・デラックス・エディション ブルーレイBOX : マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, メアリー・スティーンバージェン, リー・トンプソン, ロバート・ゼメキス: DVD
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